まるの日<へミシンクとミディアムな暮らし> まるの日圭(真名圭史)の公式サイト

ネコ20匹を世話するため、本を書いたりバイク乗ったり。見えない世界ととその狭間を見ながら日常を生活する一人の男の物語。

今日は宮沢賢治の話など。

2008-05-28 20:49:09 | フォーカス15
最近、宮沢賢治の童話集を読み始めました。私は宮沢賢治の事をわりと詳しく知ったのは、学生時代に読んだアウトドア雑誌の記事でした。それまでは、「銀河鉄道の夜」を書いた人、程度の認識しかありませんでした。で、なんでアウトドア雑誌に宮沢賢治が?と思われた方もいると思います。それはこの人、外套を羽織って帽子をかぶり、ステッキ片手に折りたたんだ新聞紙とチョコレートを持って夜の山を歩き回っていたそうです。木に寄りかかって世を明かしたり、一人で夜歩きを楽しんでいたようです。それに、たまには学生とも一緒に夜歩きをしたりして、「そら、一つ目の男が向こうを歩いている。」みたいな事を言いながら、ホウホウと奇声を上げて夜の山を歩いたとか。ちょっと違うかもしれませんが、だいたいこのような内容の話でした。なので私の持っていたイメージは童話作家というよりも、奇人の類だと思っていました。でも今、改めて作品を読み、この話を思い出していると宮沢賢治は精神世界と現実世界の狭間で生きていた人なのだなあと感じるこの頃です。現実の世界では病に侵され、仕事もあまり上手くいっているわけでもなく、童話作家として成功しているわけでもない。でも精神世界では童話を通じて人々にメッセージを送り、ある意味悟りを開こうとしているような。それに、何かが見える人だったようで、常にあの世とこの世を行き来していたのでしょう。銀河鉄道の夜なんか読むと、まさにヘミシンクのフォーカスレベルの話ですもんね。
 私も去年、シンプルでメッセージ性のある「童話」というジャンルで人々にメッセージを送れないものかと思い立ちまして、作品を書いては応募するという事をやっていました。10以上は書きましたかね、でも残念ながら一つくらいしか佳作に入らず。まあ、今読んでみるともっと話を詰めるべきだったなあと思うくらいの内容でしたのでしかたありません。それで、宮沢賢治の事を書いた本などを読んでみると、スケールは違いますがちょっと私とかぶっている(恐れ多いことながら)部分もあって、とても共感している次第です。それに、今になって童話集を読んだりしているわけです。自分がヘミシンクで精神世界とこの世を行き来しながら生活していると、宮沢賢治の童話の奥深さに感銘をうけて、とても同じようなメッセージの童話は書けないと思ってしまいます。
しかし、最近はブログと言う便利な手段がありますので、私は最近そちらにウエィトを置いてやっています。これで何かを人に伝えられたらいいいなあという事で。ちょっと宮沢賢治から話が長くなってしまいましたが、ちょっと思ったことを書いてみました。
で、今日のヘミシンク。F15にまた潜入してみました。昨日の分かれ道にまた到着しまして、今日はどれかなあと思っていると青い矢印が現れました。丘の連なりをこえて、広い草原の中を通る道です。そこで、私はその道を進みました。珍しいことに何人かの人影とすれ違いました。昨日はおばあさんしか会わなかったのですけど。そして道の終わりには宮殿ともお城とも言えそうな豪華な建物が建っています。そして、中に入ると中央に大きな台座がありまして、頂上に大きな丸くて青っぽい球体が載っています。その周りにはそれぞれの信じる宗教の格好をした人々が座って瞑想をしています。ここはF15における瞑想の空間のようです。中央にある丸い玉からは光が周りにいる人々に放射されています。ここに入ってしばらく座って瞑想して満足したら去ってゆく、みたいに出入りの結構ある空間でしたね。私はここを見たところでナレーションに引き戻されてしまい、F15の体験はこれくらい。昼にはオープニング・ザ・ハートの2を聞いてエネルギーを補充しました。最近気温が真夏日を記録しているのでだれていますので。
 最近、F15でもいろいろと体験できるようになったので楽しくなってきましたね。でもここではガイドだれもでてきません。なぜでしょうね?


<今日の白昼夢>
まだ終わりませんよ。

タイトル:帝

藤原貞朋は都の中央にある宮殿へと向かいました。そして廊下で摂政の仲原実康と会いました。そこで話しかけます。
「最近、都で見かけるキツネの君をご存知か?」
「貴正より聞いておる。九州から来た御仁だとか。それがどうかしたのか?」
「一度顔を見られると良い。驚かれると思うぞ。」
そう言って笑いながら奥へと進んでゆきました。実康は苦々しげに、「まったく、帝の一族だからといって、こうも宮殿へ気安く入ってきてもらっては困るな。」とその背中に言いました。
 貞朋は奥の宮に居る帝へと面会を求めます。するとすぐに許可がでて、奥へと通されました。そこにはまだ髪上げを行ったばかりの若い女性が座っていました。その両側には中年の男と女が控えています。若い女性は貞朋の姿を見ると嬉しそうに声をかけます。
「貞朋!良く来たな。今日はつまらぬ公務ばかりで退屈していたところだった。ちこう来て話をしておくれ。」
貞朋は前に進み出て座ります。
「これは帝、大事なお仕事を退屈だなどと言ってはなりませぬな。」
「第一、このような単純な仕事であればこの康智や比奈津でもこなせよう物を。」と言って、帝と呼ばれた少女は左右の男女を見ました。
そこで、康智と言われた男も、比奈津といわれた女も帝へ少し苦言を言いまして、帝はすねたようになりました。そこで、貞朋は最近、都に面白い御仁が来ていると小雪たちの事を話しました。すると帝はとても興味をもちまして、ぜひ会ってみたいと言います。貞朋は面白そうにその様子を眺めてから、「一度会われると帝も驚きますよ。」と言って笑いました。

その時小雪たち一行は、自分達の滞在用に与えられた屋敷でこれからどうしたものかと話し合っていました。目的地について書状を渡したまでは良かったが、それからの指示が何も無いからです。一応、藤原氏は書状の返事を書くまでは客人としてこの屋敷で過ごしてくれと言ってはもらえるのですが、もう4日もたっています。特にあの黒装束の男達も現れないようなので、とりあえす都の情報を集めて、いつでも動けるようにしておこうというはなしでまとまりました。その時、戸口に何かが放り込まれる音が。見に行くとそこには一通の書状が入っていました。注意深くそれを開くと、そこには「戌の刻に参ります。貞朋の屋敷にてお会いしましょう。」というないようが書いてありました。

 続く

さあ、ちょっと先が見えてきたような感じですが。でも帝が少女とは。これは完璧にファンタジーものですね。最初は歴史ものかと思っていましたが。でも最初っからキツネ出てますしね。今後ロボットなどが出てこないように祈るばかりです。


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2 コメント

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 えええ~。まさか「北斗の拳2」のリン(ご存知かどうかわかりませんが…)みたいな設定? (ミーのすけ)
2008-05-29 07:16:20
 ますます目が離せない小雪の物語ですね!
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ミーのすけさん、コメントありがとうございます。 (marunohi)
2008-05-29 19:57:44
まあ、白昼夢でも夢でも、自分の認識の範囲内のことが組み合わさって映像化されますので、「どこかで見たような?」内容になってしまいますね。私も「北斗の拳」世代ですので、似ているなあと思っていました(笑)。
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