人生観が変わった？

闘病仲間のＳさんにきかれました。
「病気になって人生観変わらない？」

彼女は同居しているお舅さんにずっと気をつかってきたので
病気になって、まず自分をだいじにすこしわがままになっても
いいかなって思うようになったそうです。

私は
核家族だから、家庭のなかで気をつかうことはほとんどないです。

生まれながらのクリスチャンである私は、変わったというよりも
いままで頭では理解していたことを、実感できたかなという感じです。

７年前に床上浸水にあったり、今回の病気のことで
おねえは「神さまを信じているのに不幸じゃない？」といいましたが
確かに大変な思いはしたけれど、こうやっていろんなことを
経験して、自分の力ではどうしようもないときに
神様がそばにいてくださるってことに気づかされているのだと
思います。

がんを宣告された帰り道は、腰のまがったおばあちゃんをみると
泣けて泣けて・・・・
「あのおばあちゃんはあんなに長生きできたのに、
　なんで私なんだろう。子どもたちのためにも死ねない」と。

でも時間がたって冷静になってくると
早期にみつかったことだし
転移や再発ということもそうそうすぐにはおこらない。
女性２０人に１人がかかる病気ということは
私がなったことで１９人の人は同じ苦しみを味わわなくてすむんだ。
苦手な人のためならいやだけど、大切な人たちのためなら
がんばって私が病気に立ち向かっていけると元気がでてきました！


今はそれがたとえ苦手な人たちのためでも受け入れなくっちゃって
思いますが・・・・

Ｓさんは「こどものころ友達に誘われて教会学校にいったことがあるわ。
　なんであれ、手をあわせるって大切よね。」といっていました。

でかけていた家族が夜には元気にもどってきて
一日を終えられると「今日一日守ってくださってありがとう
ございます」と心から感謝する今日この頃です。