谷川俊太郎さんが90歳のときに
作られた絵本の出版についての番組を見ました。
ぼくはしんだ じぶんでしんだ
「子どもの自死」に対峙して
詩人とイラストレーターの格闘。
家庭に問題があったり
いじめがあったんだろうと
わかった気になりがちですが、
原因のわからないことが大半を占めるそうです。
表面上は明るくて問題を感じないような子どもたちが
急にいなくなる…
私たち大人はわかった気になってはいけないのですね。
スノードームというアイテムひとつにも
ああだろうかこうだろうかと
こだわって作り上げられた一冊。
子どもたちはなにを感じてくれるのかな。
私も実際に手にとってみたいです。
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今年の大河ドラマが終わりました。
平安時代を1年間放送するなんて
飽きちゃうんじゃないかなあと
思っていました。
でも俳優のみなさんの熱演で
静かな中での心のゆらぎなど
ぐっと引き込まれていきました。
これから武士が台頭し
嵐の時代がやってくるのでしょう。
脚本を書かれた大石静さん。
第二回を書き終え後
ずっと看病されていたご主人を亡くされたそうです。
しばらくは筆が止まったものの
やらなくてはと脚本を書き続けられたそうです。
でもそれがあったからこそ
喪失感を埋めることができたとか。
ご主人をなくされたことを
作品へのパワーに変えられたとは。
いいものにふれたとき
その裏にはどれだけ作り手のパワーが込められているか
しっかりと受け取れるものでありたいと思います。