1枚の寒中見舞い状が届きました。
お世話になったKさんの息子さんからでした。
Kさんが12月12日に他界されたと。
知り合いの方に
「是非うちにおいで」と声をかけていただき新卒で勤めた会社。
洋書・洋雑誌を輸入販売する会社でしたが
都内販売部に配属され
営業マンのアシスタントでものすごく忙しい部署でした。
残業も半端ない😱
3年半経った頃
結婚して通勤に1時間半かかることになり
少し余裕のある出版部に移動させていただきました。
そのときの部長さんがKさんです。
営業アシスタントは失敗もしながらも
少しは戦力になっていたと思いますが、
出版部では全く役立たず。
校正などもさせていただきましたが…
でもゆっくり覚えていけばいいよと
あたたかく見守ってくださっていたのに
妊娠してつわりがひどく動けない状態が続き
結局期待にお応えできず退職してしまいました。
あの時がんばって乗り越えたら
人生変わっていたかな?
でもまわりに助けてもらえる方もいなかったし
家庭に入るのは仕方なかったなあ。
結局主人の転勤で東京を離れましたしね。
そんなほろ苦い経験をしたのですが
いただいた結婚祝いの掛け時計は
今でもリビングで活躍してくれています。
そして自ら絵を描かれた年賀状を
毎年楽しみにしていました。
もういただけないのは寂しいです。
あのもがいていた時代に支えていただき
本当にありがとうございました。
残されたご家族の上に慰めがありますように。