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特別秘密保護法によって可能となったF35の配備。

2014-10-27 21:34:18 | 政治
いやぁ~おもしろいやぁー。馬鹿もここまで来ると世話が無いなと
開き直るしかないような集団的自衛権と日米同盟の二つのニュアンス。

どうやらというか予想通りに集団的自衛権によるNATO軍への参加問題は
そもそもこれまでの現状での対応で可能であったとの事です。

事実としてイラク戦争でも日本は自衛隊を派兵したものだし、湾岸戦争でも
90億ドルの財政支援を行った訳だ。しかしここへ来て改めて集団的自衛権の
問題が政治の場で取り沙汰されたその理由がこれまた情けない。

実は日本の安全保障問題はどうしても米国の属国関係が強くなると不利益が生じる。
米国は現在の国内軍産に特別会計をばら撒いている財政に目を付け
TPPと同様に日本国内の軍事需要に米国軍産が梃子入れを行う見通しだ。

この問題を懸念して今の軍国化への道に待ったがかかるように左翼的思想を反軍事として
掲げているだけであった。要する日本側の立場は軍国化反対なんだな。

与那国島での基地建設に2兆円規模の予算が割り当てられる軍事計画は、カリフォルニアで
行われた米国との共同演習後に約4分の1に減らされ、残りは米国へ渡ったものだとされている。

2012年には海上自衛隊のお膝元の神戸で三菱造船所が閉鎖するという右傾化の世の中で
軍事予算の拡大が叫ばれる中で青天の霹靂のようだった。

これはどうしたものか?今から尖閣諸島防衛を果たすうえで国家予算の受け皿となるはずの
最有力候補が工場閉鎖に追い込まれる背景には何があるのか。

在沖米軍基地に配備されることで話題となったオスプレイの多くは自衛隊への導入が決定した。
水陸両用車についても米国海兵隊がその任務に当たるのかと思いきや導入は自衛隊であった。
しかもイージスシステムの時と同様に中古なんだな。

おまけに尖閣諸島ではオスプレイの離着陸できる場所はなく、水陸両用車の上陸が可能なのが
尖閣島から離れた南小島に2台だけだという。しかも2台上陸した場合は一台は方向転換が
不可能な為バックで上陸しなくてはいけない。

極めつけは米軍の立場では尖閣諸島が中国側に略奪される状況になるのは考え難いとのこと。
現在の領海防衛において想定される中国側の侵攻を十分に防ぐ事が可能だとしている。
それ故、尖閣諸島の奪還作戦などは存在しない。不法侵入と領土制圧を一緒にするのは
非現実的とのこと。

それで何が言いたいかといえば、「特別秘密保護法」の制定により日本にも米国軍産お手製の
F-35高性能の次世代戦闘機が航空自衛隊に配備されるようになりました。

立派な軍産のテコ入れだと思いますが、右傾化で軍事化を叫ぶ右派には喜ばしいことでしょう。
それで、F15ステレス戦闘機を生産していた国内軍産の三菱はどうなるのか?といえば、
神戸の造船所と同様に雲行きが怪しくなるでしょうな。

防衛大綱の見直しにより、軍事装備品の再編成は大きく米国軍産が翼を広げるジャンルになったって
ことだよな。今後もTPPの自由化と同じように軍産にも米国からの参入が当然のようになっていくのでしょうな。

今、日本の右傾化を叩く最も最良の手段は日米同盟による国内軍事の圧迫と集団的自衛権による
自衛隊の海外勤務による不安定感なのだ。

確か自衛隊の家族は海外に派兵して欲しくないから平和主義だと言われるがお花畑でしたね。




コメント
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