ギリシャデフォルト危機における緊急財政縮小案の是非を巡り国民投票が行われた。
結果は緊縮案を受け入れる事に反対した意見が61%で過半数を上回り、
ギリシャのチプラス首相はEU側と更なる協議を前提に新たな再建案を模索すると思われる。
要はギリシャはIMFに多額の借金があり、それをギリシャ一国では返済できないので
EU主要国がギリシャの返済業務に条件付きで協力しているだけのこと。
ギリシャはこの条件付きで借金返済に協力しているEUには感謝しているが、その条件が気に食わないって
流れになってきた。正直、借金をしておいて、更に返済協力してあげているのにその条件が
気に食わないとは何様のつもりだ。コノヤロー!とはどこのEU首脳は言わないけどな。
これに対して日銀と麻生はは緊急に「市場動向を注視する」と発表した。少し取って付けたような
ワザとらしい大げさなパフォーマンスだった。
本日の日経株価は先週末比-427 20112で取引を終えた。為替は1ドル/122円だった。
騒ぐ投資家を尻目にEU首脳の行動は非常に淡々としていおり、今の国民投票の結果も想定内のように
次なる方法に舵を切る準備に惰りは無かった。
これ程までに感情を表に表さないのは一種の不気味さがある。ECB総裁のマリオ・ドラギさんは
ゴールドマンサックスでの経歴がある以上、ギリシャ国債のデフォルトには前向きではないと思われる。
ギリシャ経済には二つの顔があるとされており、その昔、表向きは健全財政を示していたギリシャ財政は
それ以外に「赤いバッグ」と呼ばれる鞄があり、財政赤字の本当の姿を現す書類が詰め込まれていた。
この「赤いバッグ」がなければ実際にはギリシャ経済の話などはすることもできない状態になり
今のデフォルト危機にまで進行している。
問題はギリシャ政府が国の借金を隠していたからこういう問題に繋がったのだが今となっては後の祭りだ。
このまま世界経済が下降線を辿り、世界恐慌になれば、再び日本には財政支援の為に身を削るかどうかの
選択肢を迫る声がかかることが予想される。
現在の選択肢としてギリシャはデフォルトをしてユーロ圏を離脱するか、それともユーロ圏に止まり
そこから再び財政再建の流れとなるかの2択とされているが、ここにそのどちらでもない、世界経済不安を
起してしまえという無責任な選択肢も無い訳では無い。
これを見極めるには利害関係において少し距離のある米国経済の動向からの視点を持たせれば、理解が良い。
米国が経済回復を先延ばしにして利上げにも消極的になれば、ギリシャ危機による世界経済不安も良しとなる。
世界経済が悪い方が政策金利やリフレ政策で返って自国の経済の安定化を図る口実が出来るので仕事の質が
変わってくる。それにしてもユーロ圏と米国ドル圏の為替による覇権争いがここまで尾を引くとはどうしたものか。
米国ドルがユーロの上位相互として原油取引などで有利に働きかけるためには、このように多少世界経済に波風を立てて
その中で生き残るのも無い訳では無いがやはりコスト高は否めない。
米国がウクライナ問題をドイツとフランスに軍事活動を転嫁したように世界経済不安もユーロ圏に押し付けたような
話だが、ギリシャのチプラス首相が米国から後ろ盾をもらったかどうかは知らない。
結果は緊縮案を受け入れる事に反対した意見が61%で過半数を上回り、
ギリシャのチプラス首相はEU側と更なる協議を前提に新たな再建案を模索すると思われる。
要はギリシャはIMFに多額の借金があり、それをギリシャ一国では返済できないので
EU主要国がギリシャの返済業務に条件付きで協力しているだけのこと。
ギリシャはこの条件付きで借金返済に協力しているEUには感謝しているが、その条件が気に食わないって
流れになってきた。正直、借金をしておいて、更に返済協力してあげているのにその条件が
気に食わないとは何様のつもりだ。コノヤロー!とはどこのEU首脳は言わないけどな。
これに対して日銀と麻生はは緊急に「市場動向を注視する」と発表した。少し取って付けたような
ワザとらしい大げさなパフォーマンスだった。
本日の日経株価は先週末比-427 20112で取引を終えた。為替は1ドル/122円だった。
騒ぐ投資家を尻目にEU首脳の行動は非常に淡々としていおり、今の国民投票の結果も想定内のように
次なる方法に舵を切る準備に惰りは無かった。
これ程までに感情を表に表さないのは一種の不気味さがある。ECB総裁のマリオ・ドラギさんは
ゴールドマンサックスでの経歴がある以上、ギリシャ国債のデフォルトには前向きではないと思われる。
ギリシャ経済には二つの顔があるとされており、その昔、表向きは健全財政を示していたギリシャ財政は
それ以外に「赤いバッグ」と呼ばれる鞄があり、財政赤字の本当の姿を現す書類が詰め込まれていた。
この「赤いバッグ」がなければ実際にはギリシャ経済の話などはすることもできない状態になり
今のデフォルト危機にまで進行している。
問題はギリシャ政府が国の借金を隠していたからこういう問題に繋がったのだが今となっては後の祭りだ。
このまま世界経済が下降線を辿り、世界恐慌になれば、再び日本には財政支援の為に身を削るかどうかの
選択肢を迫る声がかかることが予想される。
現在の選択肢としてギリシャはデフォルトをしてユーロ圏を離脱するか、それともユーロ圏に止まり
そこから再び財政再建の流れとなるかの2択とされているが、ここにそのどちらでもない、世界経済不安を
起してしまえという無責任な選択肢も無い訳では無い。
これを見極めるには利害関係において少し距離のある米国経済の動向からの視点を持たせれば、理解が良い。
米国が経済回復を先延ばしにして利上げにも消極的になれば、ギリシャ危機による世界経済不安も良しとなる。
世界経済が悪い方が政策金利やリフレ政策で返って自国の経済の安定化を図る口実が出来るので仕事の質が
変わってくる。それにしてもユーロ圏と米国ドル圏の為替による覇権争いがここまで尾を引くとはどうしたものか。
米国ドルがユーロの上位相互として原油取引などで有利に働きかけるためには、このように多少世界経済に波風を立てて
その中で生き残るのも無い訳では無いがやはりコスト高は否めない。
米国がウクライナ問題をドイツとフランスに軍事活動を転嫁したように世界経済不安もユーロ圏に押し付けたような
話だが、ギリシャのチプラス首相が米国から後ろ盾をもらったかどうかは知らない。