まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

全国の公務員よ、早期退職せよ!

2013-01-23 23:53:26 | お仕事のオキテ
なんか最近、この話題でモンスター・マスコミが盛り上がっているようです。

駆け込み退職、9府県で450人超 教師や警官に広がる

モンスター・マスコミに乗せられてネット上でも教職員への非難が広がっているようですが、

はっきり言ってまったく意味がわかりません。

定年退職まで待っていたら退職金が減らされることがわかっているのだとしたら、

その前に退職するというのは資本主義の原理原則からしても、

そのなかで暮らすごく普通の人間の感覚としても当然の行為です。

テレビ局や新聞社がある日を境に退職金を減らしますと発表したら、

記者もアナウンサーも編成局員も、連載記事や担当番組が全クールを終了する前に、

とっととみんな早期退職してしまうことでしょう。

それと同じことが起こっているにすぎません。

そもそも退職金を減ずるなどという、人の後半人生を大きく左右するような問題が、

こんなに急に降って湧いてきて、あっさり決められてしまうということ自体が問題なのに、

そこをまったく取り上げないまま、定年間近に早期退職を決めざるをえなかった人々を、

(それを決断する彼らがどれほど無念であったことか

まるで人であるかのように報道するということに日本のマスコミの堕落を感じます。

あんなことを決めたらあんなふうに労働者が反応するのはわかりきっていたことです。

決めた側はそんなことはとっくに織り込みずみだったはずです。

織り込んでいなかったとしたらバカとしか言いようがありません。

それをあたかも教職員や公務員個人々々のモラルの問題であるかのように報じて、

視聴率や販売数を稼ごうとするマスコミは本当に許しがたいと思います。

Shame on You!

恥を知れの一言です。

私はまだ定年退職までに相当年数がありますので、

今ここで早期退職しても利得はありません。

しかし、早期退職によって生涯年収がプラスに転じる人は何ひとつ羞じることはありませんので、

現在抱えているプロジェクトとか学級担任とかすべてをなげうって、

いまただちに退職願をたたきつけてください!