まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

こんなところにこんなものがっ!

2014-08-30 16:27:03 | 人間文化論
このところ福島大学はあちこちで工事をしています。

経済経営学類棟の耐震工事、図書館の増設工事、放射線研究所の新築工事等々。

緑の生い茂っていた区画がどんどん切り拓かれていく様を見るのはとても悲しいものですが、

それはさておき、当面ひじょうに困らされているのは駐車場不足問題です。

これまで駐車場であったところが工事現場となって立ち入り禁止になったり、

耐震工事中の研究室の避難先として駐車場にプレハブが建てられたりしていて、

駐車スペースが極端に足りなくなってしまいました。

なので遅い時間にクルマで登校したりするともう全然駐車場は空いておらず、

路上駐車せざるをえないということがしばしばなのです。

カント主義者の私は、学内であってもできるかぎり路上駐車はしないという方針で生きてきましたが、

もはやその方針を堅持し続けるのはムリになってきました。

で、昨日は人間発達文化学類棟のロータリー近くにやっと空きスペースを見つけて路上駐車しました。

このあたりですがわかるでしょうか?



こんなところにクルマを停めたのは初めてです。

クルマを停めて降りてみて驚きました。

こんなところに彫刻があったのです。

今の写真のクルマのフロントガラスの向こう側に立っているのですが、わかりますか?

なんじゃこれはと思って近づいてよく見てみました。



少女の像です (たぶん)。

もう少し寄ってみましょう。



可愛らしい少女が目を閉じて何かに耳を傾けているような感じの像です。

下のほうに作品のタイトルを記した銘板が貼り付けられています。



「風を聴き 雲を越えて」。

ステキなタイトルじゃありませんか。

ていうか、なんと新井浩先生の作品じゃありませんかっ

こんなところに新井さんの彫刻があるなんてまったく知りませんでした。

金谷川駅から歩いてきて大学の敷地内に入ってすぐのところにあるのは知っていましたが、

もっと大きな作品が人間発達文化学類棟のこんなお膝元にあったなんて。

これ、いつの間にできたんでしょうか?

彫刻の裏にこんな説明が記されていました。



なんと、平成20年に建立されていたんですか。

もう6年も前じゃありませんか。

こんなリッパなものがこんなに近くにあったのに6年ものあいだ気がつかなかったなんて

我ながら自分の注意力、観察力のなさにビックリです

ひとつだけ言い訳をさせてもらうなら、ここって歩いて通ることのない場所なんですよねぇ。

ロータリーの向こう側は徒歩でもよく通るんですが、

ロータリーのこちら側はクルマで通り過ぎるだけなんです。

今回たまたまこの場所にクルマを停めたから気づきましたが、

もしもここが空いてなくてもっと手前かもっと先に停めていたら、

この車道部分を歩くことはなく、したがってこの彫刻にも気づかないままだったでしょう。

なんでこの位置に建てたんだろう?

ロータリーの向こう側、人間発達文化学類棟の外階段を下りてきて正面に見えるあたりにあれば、

いくら注意力、観察力のない私でも一発で発見できていたと思うのに…。

新井さん、今まで気がつかなくてゴメンね。

「天地人像」 よりも前に福島大学の敷地内でこんなリッパなお仕事をされていたとは。

でも大学関係者でこの彫刻のこと知らない人、ぼく以外にもきっといると思うなあ。

知らなかった人はぜひコメント欄で正直に告白した上で一度見に行ってみてください。

知っていた人は大いに自慢していただいてけっこうですので、やはりコメントの記入をお願いします。