まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

ボージョレ・ヌーボーで祝う勤続20周年

2014-11-21 16:50:55 | 飲んで幸せ・食べて幸せ
昨日は同期6名で勤続20周年を祝う飲み会をやってきました。

今から20年前の1994年、福島大学教育学部に7名の教員が着任しました。

4月着任が私を含め4名でした。

皆、年齢が近かったのと、3名が単身赴任、1名が独身と遊びやすい環境にあったし、

しかもそのうちのひとりが集団作りの専門家だったというのも幸いして (災い?) すぐ仲よくなり、

街に繰り出したり互いの家で頻繁に飲み会を開き、一緒に温泉に行ったりするようになりました。

10月にさらにカラオケ好きの3名が加わって、本当に仲のよい同期7人組が形成されました。

この7人が、すでに存在していた 「若手懇」 という自称若手教員集団の核となり、

その後に赴任してきた先生たちも巻き込んで、これでもかというほど飲みまくり歌いまくっていました。

それから20年、7人のうちの2名が母校へと転出していきました。

残り5名のうち私以外の全員が家族を福島に迎え、そうそう飲み歩いてばかりもいられなくなりました。

そんなこんなでこのメンバーで飲む機会もだんだんとなくなっていきました。

たまたま委員会が同じになったメンバーが一緒に飲んだり、海外出張に出かけたりとか、

私だけは相変わらず若手懇に出続けているところへ、

誰かが久しぶりに顔を出したりということはたまにありますが、

このメンバーで声をかけあって一緒に飲みに行くということはほとんど皆無となっていました。

しかしながら今年は勤続20周年の節目にあたります。

来週には大学主催で全学類 (=全学部) の20年勤続の教員全員を集めて、

「永年勤続者表彰式」 も開催されます。

(どこの大学もこの時期にその手の表彰式を開いているようです。

 おそらく10月赴任者がいるので春ではなく秋のこの時期に開催するのでしょう。)

というわけで、誰からともなく勤続20年のお祝いの会を開こうじゃないかという話になりました。

表彰式の当日に飲めるとよかったのですが、さすがに勤続20年のベテランともなるとみんな忙しく、

日程調整がまったくうまくいきません (みんなで集まれなくなった理由のひとつでもあります)。

単身者の私が幹事役を引き受けて、何度もやりとりを繰り返したあげく、

やっと全員の調整がついたのが11月20日の一択だけでした。

そうです、ボージョレ・ヌーボーの解禁日です。

20年もののヴィンテージを新酒で祝うというのもおかしな話ですが、

せっかくの偶然ですのでボージョレ・ヌーボーが飲める店ということで、

「福島ワイン酒場」 を会場に定めました。

メンバーは同期の5名と、私たちより3年後に赴任してきてすっかり飲み仲間となり、

前任校 (国立大学) で3年間務めていたため来週一緒に表彰される1名を加えた6名です。

ビールを一杯飲んだ後はすぐにボージョレ・ヌーボーに切り替えて乾杯です。



「福島ワイン酒場」 ではボージョレ・ヌーボーを3種類用意していて、

ひじょうにフレッシュな3800円のものからだんだんグレードが上がって、

4800円、5800円のものがありますと説明を受けた瞬間、

ほぼ同時にみんなで 「じゃ、順番にそれ全部」 とオーダーしていました。

久しぶりとはいえあいかわらず息はピッタリです。



これが3800円のもの。

私はフレッシュすぎて苦手でしたが、約1名これが一番美味しかったと言っていました。



これが4800円のもの。

わたし的にはこれが一番好きでしたし、これを一番に挙げる人は多かったです。



そして、5800円のもの。

高いだけあってやはり美味しいです。

4800円のやつに負けたのはヌーボーっぽくない (新酒っぽさがない) という理由が大きく、

上手く出来すぎているということだったのかもしれません。

一気に3本開けてみんなすっかり出来上がり、

あとは安くて重いチリワインを何本開けたかわからなくなるくらい飲み続けました。

その後は 「ばーでぃー」 でカラオケ、最後は懐かしの 「木馬館」 に閉店まで居座っていました。

20年間苦楽をともにしてきた仲間と飲むお酒は格別でした。

昔話から最近の苦労話まで話す話題もまったく尽きることなくあっという間に時が過ぎていました。

次は5年後とか10年後と言わず、もっと積極的にこういう機会を設けなくてはと思いました。