昨日あたりから関連映画が上映開始になることは知っていたものの、
小説の新作が出るなんていう話はまったく微塵も知らないまま、
このあいだたまたま本屋で見つけて即買いした 『ハリー・ポッターと呪いの子』、
一気に読破してしまいましたっ!
「8番目の物語。19年後。」 だそうです。
ハリー・ポッター・シリーズはあの7部作で完全に完結したと思っておりましたので、
これっぽっちも続編を期待していませんでしたが、出たとなったら心踊らざるをえません。
何の事前情報もないまま本を開いてみたら、こんなことになっていて驚かされました。
書き出しが 「第一幕 第1場 キングズ・クロス駅」 なんです。
そして、ト書きとセリフで埋められた紙面。
あれっ、何だろうこれ? と思ってもう一度表紙を見てみます。
たしかに買うときに表紙に 「第一部・第二部」 と記されていたのには気づいていて、
どういう意味だろうなとは思っていましたが、改めてよく見てみると、
一番上には 「スペシャル リハーサル エディション スクリプト」 と書いてあります。
本書の最後に記されていた説明によると、今年の7月にロンドンで舞台劇が公開されたらしく、
これはその脚本を翻訳したものだったのです。
読み始めのうちはちょっと戸惑いましたが、すぐに物語に引き込まれ、
小説ではなく脚本であることなどすっかり忘れて、一喜一憂しながら読み進めることができました。
本書の主人公はハリー・ポッターの次男、アルバス・セブルス・ポッターです。
ちょうどシリーズ最終作 『ハリー・ポッターと死の秘宝』 の最終場面のところからスタートします。
が、ホグワーツに向かう特急のなかでアルバスは誰と友だちになるのか、
ホグワーツに着いて組分け帽子によってどこの寮に配属させられるのか、
それらに関する読者の期待がすぐに裏切られてしまうので、最初から波瀾万丈の展開となりました。
物語のなかでは過去に戻ることのできる 「逆転時計 (タイムターナー)」 が重要な役割を果たします。
私は7部作のなかで第3作 『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』 が一番好きでしたが、
あのときに大活躍したのが逆転時計でした。
今回はあの第3作よりもさらに逆転時計の比重が大きくなっています。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー2』 において描かれていたタイムトラベル・クライシスが、
ものすごい規模で発生しまくっていて、若干首尾一貫性が怪しくなっているところもありますが、
それはそれでとにかくハラハラドキドキしながらラストまで一気に読まされてしまいました。
実は昨日、8月末に公開されていた福大研究振興課の Facebook ページをご紹介しましたが、
あれを今ごろ紹介したのは、あのインタビューの最後でこんなことを述べていたからでした。
「Q.最後に、先生のおすすめの本など、お気に入りのものを教えてください。
A.倫理学に関わる本と、それとは関係なく僕の好きな本をご紹介させていただきます。
〇2冊目:ハリー・ポッター・シリーズ(J.K.ローリング 著) ミステリーは好きでよく読むのですが、僕はハリー・ポッター・シリーズを、ファンタジーではなく、ミステリー小説だと捉えています。各巻それぞれ最後に意外な犯人が明らかになり、そしてシリーズ全体としては、スネイプを巡るミステリーになっています。ハリー・ポッター・シリーズを読んだことのない人はもちろん、読んだことがある人も、そういう視点で読み直してみると、これまでと違った感想が出てくると思うのでおすすめしたいです。」
そこで述べたことは今作にもそのまま当てはまります。
本作も今まで同様のミステリーとなっていました。
さすがにもう慣れてきていますので割と早い段階で誰が犯人かは予想がつきましたが、
だからといって興ざめするということはありませんでした。
それよりも何よりも、逆転時計のおかげで本作にもあのセブルス・スネイプが登場してくれるのです。
しかもたんにスネイプがまだ生きていた頃に戻るというような単純な話ではなく、
あっと驚くような登場の仕方でした。
その場面は再び、涙なしには読めない名シーンとなっております。
もう号泣ですよ、号泣。
というわけで、ファン必読!
ファンではなくともシリーズ全作品すべて読むか見たかしたという人にもオススメです。
シリーズ7部作を読んでもいないし見てもいないという人にはさすがにこれはムリでしょうが、
でもこれを機会に最初から全部制覇した上で、『呪いの子』 に挑戦するというのはありだと思います。
ああ、誰かこれ読んだ人と熱く語り合いたいなあ。
今はネタバレしない程度にギリギリの感じで書いていますが、全部ぶっちゃけて語り合いたいです。
誰かもう読んだ人、ぜひ手を取り合い涙を流し合って語り合いましょう!
ゴドリックの谷で待つ!
小説の新作が出るなんていう話はまったく微塵も知らないまま、
このあいだたまたま本屋で見つけて即買いした 『ハリー・ポッターと呪いの子』、
一気に読破してしまいましたっ!
「8番目の物語。19年後。」 だそうです。
ハリー・ポッター・シリーズはあの7部作で完全に完結したと思っておりましたので、
これっぽっちも続編を期待していませんでしたが、出たとなったら心踊らざるをえません。
何の事前情報もないまま本を開いてみたら、こんなことになっていて驚かされました。
書き出しが 「第一幕 第1場 キングズ・クロス駅」 なんです。
そして、ト書きとセリフで埋められた紙面。
あれっ、何だろうこれ? と思ってもう一度表紙を見てみます。
たしかに買うときに表紙に 「第一部・第二部」 と記されていたのには気づいていて、
どういう意味だろうなとは思っていましたが、改めてよく見てみると、
一番上には 「スペシャル リハーサル エディション スクリプト」 と書いてあります。
本書の最後に記されていた説明によると、今年の7月にロンドンで舞台劇が公開されたらしく、
これはその脚本を翻訳したものだったのです。
読み始めのうちはちょっと戸惑いましたが、すぐに物語に引き込まれ、
小説ではなく脚本であることなどすっかり忘れて、一喜一憂しながら読み進めることができました。
本書の主人公はハリー・ポッターの次男、アルバス・セブルス・ポッターです。
ちょうどシリーズ最終作 『ハリー・ポッターと死の秘宝』 の最終場面のところからスタートします。
が、ホグワーツに向かう特急のなかでアルバスは誰と友だちになるのか、
ホグワーツに着いて組分け帽子によってどこの寮に配属させられるのか、
それらに関する読者の期待がすぐに裏切られてしまうので、最初から波瀾万丈の展開となりました。
物語のなかでは過去に戻ることのできる 「逆転時計 (タイムターナー)」 が重要な役割を果たします。
私は7部作のなかで第3作 『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』 が一番好きでしたが、
あのときに大活躍したのが逆転時計でした。
今回はあの第3作よりもさらに逆転時計の比重が大きくなっています。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー2』 において描かれていたタイムトラベル・クライシスが、
ものすごい規模で発生しまくっていて、若干首尾一貫性が怪しくなっているところもありますが、
それはそれでとにかくハラハラドキドキしながらラストまで一気に読まされてしまいました。
実は昨日、8月末に公開されていた福大研究振興課の Facebook ページをご紹介しましたが、
あれを今ごろ紹介したのは、あのインタビューの最後でこんなことを述べていたからでした。
「Q.最後に、先生のおすすめの本など、お気に入りのものを教えてください。
A.倫理学に関わる本と、それとは関係なく僕の好きな本をご紹介させていただきます。
〇2冊目:ハリー・ポッター・シリーズ(J.K.ローリング 著) ミステリーは好きでよく読むのですが、僕はハリー・ポッター・シリーズを、ファンタジーではなく、ミステリー小説だと捉えています。各巻それぞれ最後に意外な犯人が明らかになり、そしてシリーズ全体としては、スネイプを巡るミステリーになっています。ハリー・ポッター・シリーズを読んだことのない人はもちろん、読んだことがある人も、そういう視点で読み直してみると、これまでと違った感想が出てくると思うのでおすすめしたいです。」
そこで述べたことは今作にもそのまま当てはまります。
本作も今まで同様のミステリーとなっていました。
さすがにもう慣れてきていますので割と早い段階で誰が犯人かは予想がつきましたが、
だからといって興ざめするということはありませんでした。
それよりも何よりも、逆転時計のおかげで本作にもあのセブルス・スネイプが登場してくれるのです。
しかもたんにスネイプがまだ生きていた頃に戻るというような単純な話ではなく、
あっと驚くような登場の仕方でした。
その場面は再び、涙なしには読めない名シーンとなっております。
もう号泣ですよ、号泣。
というわけで、ファン必読!
ファンではなくともシリーズ全作品すべて読むか見たかしたという人にもオススメです。
シリーズ7部作を読んでもいないし見てもいないという人にはさすがにこれはムリでしょうが、
でもこれを機会に最初から全部制覇した上で、『呪いの子』 に挑戦するというのはありだと思います。
ああ、誰かこれ読んだ人と熱く語り合いたいなあ。
今はネタバレしない程度にギリギリの感じで書いていますが、全部ぶっちゃけて語り合いたいです。
誰かもう読んだ人、ぜひ手を取り合い涙を流し合って語り合いましょう!
ゴドリックの谷で待つ!
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