
てつがくカフェ@ふくしまのブログの方ではすでに告知しておりますが、
今度は 「U‐19てつがくカフェ@ふくしま」 というものを始めます。
U-19というのは19歳以下ということです。
もともと、ぢゅんちゃんをはじめとする福島県の高校教員たちが企画し、
「高校生のための哲学カフェ」 という仮称の下に構想されていましたが、
私から大学生は参加しちゃいけないのかという疑問を呈し、
別方面からは中学生以下の参加は認められないのかという声も上がり、
結果的に参加資格としては20歳未満、19歳以下ということで落ち着きました。
ぢゅんちゃんはブログで 「未成年の、未成年による、未成年のためのてつカフェ」 と謳っていますが、
そのネーミングはちょっと誇大広告かもしれません。
今のところまだ運営側に未成年の人は加わっていませんので、
「未成年による」 という部分は未達成です。
ゆくゆくはこのイベントが、私たち汚れちまった大人の手を離れ、
本当に 「未成年の、未成年による、未成年のためのてつカフェ」 になってくれるといいなと思います。
その暁には、福大生が運営の中心を担うようになってくれたらいいなという思いも込めて、
大学生の参加も認めてもらったわけです。
ぜひ福大生の皆さんには積極的にご参加いただければと思います。
実を言うと私が 「てつがくカフェ@ふくしま」 の活動に携わるようになってもう5年が経ちましたが、
その間、福島大学学内ではほとんどてつカフェをやってきませんでした。
これまで授業で数回やったことがあるだけかなあ。
どうも一般市民相手に何のしがらみもなくてつカフェをやるのと、
学生相手に授業の一環としててつカフェをやるのでは勝手が違い、
ついこちらが教育的観点に立ってしまう分、対話そのものを楽しむことができなくなって、
なかなか継続的に取り組むことができませんでした。
しかしながら哲学的対話が若者に及ぼす教育的効果はすでに立証されつつありますので、
一般市民相手のてつカフェとは別の観点から、
もっと若者のためのてつカフェの機会を設けていく必要があるように思い始めたところでした。
今年の 「倫理学概説」 の授業でも、これまではワールドカフェという、
小グループに分かれた活動を中心とする活動を主として取り入れていましたが、
今回は出席者全員による哲学カフェや、対話班と観察班の半分に分けてやる哲学カフェを敢行し、
自分的にはあまりの発言者の少なさ、対話の盛り上がらなさに打ちひしがれていましたが、
ワークシートに書かれたみんなの感想を読んでみると、発言したかしないかにかかわらず、
意外とみんな多くの学びを得てくれていたのだなと驚かされていたところでした。
そんなところに 「高校生のためのてつカフェ」 の話が舞い込んできましたので、
ぜひぜひ福大生も参加させてもらいたいと頼み込んでみたのでした。
これで福大生が誰も来てくれないと私のメンツまるつぶれですので、
福大生の諸君、特に私から 「倫理学概説」 の単位をもらいたいと思っている諸君は、
自ら率先し、友だちにも声をかけて参加してみてください。
特に今回は 「学校の勉強は必要か?」 という学校教育の根幹を問い直すテーマですので、
教員志望の皆さんには、高校生以下の若者がこの問いにどう答えるのか、
ぜひ耳を傾けてもらいたいと思います。
来週の土日は図書館を問うてつカフェ、学校教育を問うU-19カフェの2連チャンです。
図書館カフェは15時スタート、U-19カフェは14時スタートと、
いつもより1~2時間早めの開始時刻となっておりますし、
場所も県立図書館と西澤書店大町店という初めての会場ですので、
くれぐれもお間違えなきようご参集ください

【名 称】 U‐19てつがくカフェ@ふくしま
【テーマ】 「学校の勉強は本当に必要か?」
【日 時】 2016年8月21日(日)14:00~16:00
【場 所】 西澤書店大町店2F
福島市大町7-20・ TEL(024)522-0161
【参加資格】年齢19歳以下であれば、どなたでもご参加いただけます。
※ なるべく制服ではなく私服でご参加下さい。
※ 原則として関係者以外の成人の参加・見学はご遠慮していただいております。
【参加費】 無 料
(飲み物はこちらで準備いたしますが、ご自由に持ち込んでいただいてけっこうです。)
【主 催】 てつがくカフェ@ふくしま
小野原雅夫(福島大学教授/倫理学) 渡部 純(県立高校教諭/大学院生)
【問い合わせ先】 fukushimacafe@mail.goo.ne.jp
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