おはようございます^^
高校野球の中止が決まりました。う~ん…誰かが腕組みをしています。どうしたん?私が訊くと 返事もせず う~ん…と唸るだけです。何かあったんか…普段から陽気な人だった
だけに今朝の沈痛な姿をみるのは初めてでした。取り付く島もないまま私はクルマの方に行きましたがしばらくして戻ってくると さっきのままの格好でしたから、 おい、コロナにでも
罹ったのかと笑いながら声を掛けますと、ふっと顔を上げて 違いますよ、センバツが中止になったでしょう…と少し怒ったような声です。はて…こいつの身内に高校野球をやってをいるのがいた
のか?と思いました。そこへもうひとり…ちょっとおっちょこちょいなのが来て私を見ながら ああこいつ、野球が中止になってしょげているんですよ、と嗤いながらごめんやっしゃぁ…
と私とうなだれの間をすり抜けていきました。ほぉ~親戚にでも野球少年がいるんか?私が慰めるように訊きますと いやぁ~そんなええもんと違いますがこの時期はやっぱり高校野球
でしょう。と顔をあげきっぱり宣言をするのですね。いまどき高校野球で熱い気持ちを持っているのって希少価値なんじゃないの(笑)とさっきのおっちょこちょいが戻ってきて嗤うのですが、
確かに私も高校野球を熱心に観ていた時代がありました。昔は高校野球は他のスポーツと比べても頭抜けた人気がありました。もう時効でしょうけど、トトカルチョも盛んに行われていて
それが大きな組織ではなく会社内だけで中に親しい出入り業者の人が混じったりして和気あいあいと楽しんでいました。参加費は千円から多くて三千円くらいで勝つのも数人が数万円を
もらえる程度のほんのお遊びでした。夏の高校野球で行う場合がほとんどでこれが人気があったのは各都道府県の代表が参加していたからで、強い学校に集中するのはもちろんですが
自分の出身県から出てきた学校を応援するのも人情でして ○○さんはこの学校だったの?と訊くと ううん違うけどわりと近かったしよく知ってるんよ、だから勝ってほしいと誰もが自分の故
郷を思い出しノスタルジックな感傷を抱くのです。高校野球の場合強豪校であっても絶対ではなかったしトーナメントで一発勝負ですから結構番狂わせがありましたから、賭ける面白味が
ありました。そんな高校野球でしたがいつからか私学が知名度を上げるために上手な子を引っ張ってくるようになってから私ら純粋なファンは興味を失ってしまいました。
田舎の高校球児は都会から越境入学してきた野球に長けた球児に押しのけられベンチに入っているのはほとんどが他府県の選手。一体どこの代表なんや?と揶揄されても一向に変わりません。
昔はその府県のなかで地域の強豪校があってそれが切磋琢磨しながら数年ごとに出場していましたが今では新興私学校が金に物を言わせて全国から優秀な選手を集めていて一強
あるいは数校だけの時代になっているようで私の知っている高校なんてどこいったの…と嘆くのももい過去の話…高校野球に郷土への切ない思いを託すのは勝手な話だと叱られるかも知れません
けど 人ってそんな勝手な生き物だから愚痴ってみてもしようがないんでしょね。
る県もあります