これ!どう思います?

マスコミがあまり報道しない様な問題を、私なりに考えてみます。

ウクライナ戦争で核が使用されるか?

2023-09-30 07:13:11 | ウクライナ戦争
【はじめに】
 今年(2023年)6月から、ウクライナ軍は第二次反攻作戦を始め→→少しずつですが前進して→→「軍事大国だ!」と考えられていたロシア軍が予想に反して、弱く→→弱小のウクライナ軍に押される様になっています。

 「❶ロシア本土を攻撃したり、❷クリミア半島が奪還されそうになったら、ロシアが核を使用する可能性が高い」と言うコメンテーターが複数おられました。❶は既に実施されており、❷は現実味を帯びてきています。 「ロシアがウクライナ戦争で核を使用する可能性が有るのか?」私なりに考えて見ました。

【結論 :私の見立て】
 ロシアがウクライナで核兵器を使用したり、ウクライナの原子力発電所を破壊する脅威は、ほとんど無くなったと私は思います。


 プーチン大統領にとっては、「ロシアと言う国家が重要なのでは無く、自分と愛人達と子供達の安泰が重要なんだ」と思われます。 プーチン氏は沢山政敵を殺してきたと噂されており、その多くは事実だと思います。 プーチン氏が権力を手放すと、自分だけでなく、愛人達と子供達も殺される可能性が高いと恐れているでしょう! 身体が続く限り、何が何でも、大統領の椅子を守る必要が有るのです。

 ロシアの選挙では不正は許容される様ですから、来年(2024年)3月に予定されている大統領選挙でプーチン氏が再選されるのは間違い有りません。 大統領選挙の前にウクライナ戦争がどの様な状況になっても、プーチン氏は勝利します。 換言すると、核兵器を使用する必要性は無くなっているのです。

 2024年3月に予定されたいる大統領選挙で再選されたら、2030年までプーチン氏は大統領の椅子を温める事が出来ます。

★ 2024年3月 :次回大統領選挙    ・・・プーチン氏=71歳
★ 2030年3月 :次々回大統領選挙   ・・・プーチン氏=77歳
★ 2036年3月 :次次次回大統領選挙  ・・・プーチン氏=83歳

(注記) WHO(世界保健機関)のデータによると、ロシアの男性の平均寿命は『68.2歳』です。プーチン大統領は、現在すでに平均寿命を超えた『70歳』の老人です。 プーチン氏は、「あと十年は生きたい!」と考えているでしょう!

【プリゴジンの乱でプーチン氏が得たもの】
 プリゴジンの乱で、ロシア軍の中のプーチン氏に『絶対服従』しない将官/佐官をあぶり出す事が出来→→排除しました。

 『裸の王様』は国を滅ぼしますが、「自分が生きている間だけ『身の安全』が確保出来れば良い」と考えているプーチン氏にとっては、『裸の王様』になる事が理想なんです。

(余談 :私がプーチン氏だったら!) 私がプーチン氏だったら、将来、地位を脅かしそうな人間を毎年十数人暗殺します。ロシア国民は『プリゴジン暗殺?』事件の様に問題にしないと予想します。 政権の内部には無能でも良いから、忠誠な人間を集めるのです。 そんな事を続けたら、プーチン氏亡き後、ロシアには人材が残っていませんから、ロシアは大混乱になると思われます。 プーチン氏にとっては、自分が死んだ後、ロシアがどうなっても良いのです!。

 ロシアは原油/天然ガスの輸出国で、小麦の輸出量は(2020年)世界一でした。私がプーチン氏だったら、これらの輸出で稼いだ金を国民の生活向上の為に使います。そうしたら、ウクライナ戦争の失敗を国民は忘れて、2030年の大統領選挙にも勝てるでしょう! 更に、2036年の大統領選挙に勝てると思います。

 今後数年以内に、自殺したり、急病や自動車事故で亡くなると私が予想している政府高官を以下に列記して置きます。

・・・ 暗殺される恐れの有るプーチン氏の側近 ・・・ 年齢は2023年9月現在
★ ニコライ・パトルシェフ氏 :安全保障会議書記(元KGB) ・・・1951年7月11日生まれ(72歳)
★ アレクサンドル・ボルトニコフ氏 :連邦保安局(FSB)長官(元KGB)、要員数≒35万人 ・・・1951年11月15日生まれ(71歳)
★ セルゲイ・ナルイシキン氏 :対外情報局(SVR)長官(元KGB) ・・・1954年10月27日生まれ(68歳)
★ ヴィクトル・ゾロトフ氏 :国家親衛隊隊長 ・・・隊員数≒40万人 ・・・1954年1月24日生まれ(69歳)
★ ドミトリー・パトルシェフ氏 :農業大臣 ・・・ニコライ・パトルシェフ氏の息子

【核を使用するとしたら!】
 ロシアが、ウクライナで核を使用する場合に考えられるケースは、以下の❶~❹だと思います。

 ❷~❹を実行すると、ウクライナ侵攻に目をつぶっている国々も、ロシアを批判する様になると予想します。 ❶のケースは可能性が有りますが、被害が小さいので、実行しても効果が無いと思われます。

 核攻撃の目的は、「ウクライナに甚大な被害を与えて、厭戦(えんせん)気分を国民と軍に持たせる事」です。 然し、核攻撃を受けて、万一ゼレンスキー大統領が亡くなっても、ウクライナ人と軍は、(怯む事無く、)戦争を続けると私は思います。

 核の脅しのもう一つの目的は、「西側諸国に武器支援を控えさせる」事だったと思われますが、各国から戦車や戦闘車両等がすでに供与され、最近・F-16戦闘機が供与される事が決まりました。この点でも、『核の脅し』は効果が無かったのです。

ケース❶ :ウクライナの人口が少ない地域で核爆弾を一発爆発させる。 ・・・ヘルソン州には広い砂漠(オレシュキ砂漠)が有り、西部に人が殆ど住んでいない国立の広い自然公園が有ります。

ケース❷ :ウクライナの大都市で核爆弾を一発爆発させる→→広島、長崎以上の市民が犠牲になります→→西側諸国は軍事介入をすると予想します。 ・・・キーウ≒300万人、ハルキウ≒140万人、オデーサ≒100万人

ケース❸ :ウクライナの原子力発電所で核爆弾を一発爆発させる。 ・・・廃炉されたチェルノブイリ原発を除いて、ウクライナには原発が4カ所有ります。ヘウネ原発はベラルーシに近いのでロシアが破壊するとは考えられません。 ロシアが占領している『サポリージャ原発』を破壊すると、クリミア半島への農業用水が汚染されるので、脅しの道具に使用してるだけだと思います。

 フメルニッキー原発と南ウクライナ原発への攻撃は、可能性が全く無いとは言い切れません→→攻撃したら→→西側諸国は軍事介入をすると予想します。

ケース❹ :ウクライナで複数の核爆弾を爆発させる→→西側諸国は軍事介入をすると予想します。

【核使用でロシアが失うもの】
 ロシアがウクライナで核兵器を使用したら、得られる物よりも、失う物の方がずっと大きいと私は思います。ロシアのウクライナ侵攻を支持する国は、ロシアを含めても7ヶ国で、国連総会の非難決議で棄権した国は32ヶ国有りました。核兵器を使用したら→→支持国と棄権国は減少して→→ロシアは益々国際的に孤立してしまいます。

 ロシアが核兵器を使用したら→→国連の『緊急特別会期(ESS)』で、平和維持軍と被爆者に対する医療部隊の派遣を決議し→→日本を含む西側諸国は軍隊と医療部隊を派遣する事になると私は予想しています。

 ロシアが平和維持軍や医療部隊を攻撃したら→→NATOは空軍で、ウクライナに駐留するロシア軍を徹底的に攻撃して→→ウクライナ軍の反攻作戦を支援し→→ロシア軍をウクライナから完全に撤退させると思います。

 今年3月に国際刑事裁判所(ICC)が、「ウクライナの子供を強制的に移送した件」でプーチン氏を国際指名手配しました。核を使用したら、再度指名手配されると予想します。

核の使用を抑止する方法】
 「他国の核使用を抑止する手段は、核を持つ事だ!」、「核を持たない国は→→核を持つ国と同盟して→→核の傘をかぶせて貰うべきだ!」と言うのが世界の常識になっています。

 ウクライナは核を保有しておらず、核の傘を差し掛けてくれる国も有りません。そんな状況から、ロシアは「核を使用するど!」と恫喝しているのです。

 「ロシアがウクライナで核爆弾を1っ発か2発爆発させたら、NATO諸国がロシアを核で攻撃する」と予想しているコメンテーターは(私の知る限り)一人もいません。私も同じ見立てです。 然し、絶対にロシアに核を使用させては駄目です!

 「ロシアの核の使用を抑止出来る方法」を考えて見ました。

 NATOは、「ウクライナで核を使用したら→→最新の戦闘機と爆撃機で→→ウクライナに展開しているロシア軍を、徹底的に攻撃する!」とロシアに明言すべきです。 そして、多数のステルス機を集めて→→演習して実力を示し→→ロシア軍を震え上がらせるのです。

 アメリカは『B-2ステルス爆撃機』を20機ほど実戦配備しています。航続距離が12,000kmも有り、450kgの爆弾を16個も搭載可能です。 2~3機が1回・出撃したら、クリミア半島に有るロシア軍の重要な軍事施設とクリミア大橋をほぼ破壊できるのでは?!と私は考えています。

 アメリカは地中海に展開している『第6艦隊』に空母を時々・派遣している様です。ウクライナ戦争が終結するまで、空母を地中海に駐留させるべきです。


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