
月曜日に地域包括支援センターの運営に関する会議があり、その資料が送られてきました。
8か所の地域包括支援センターが対象となり、それぞれが取り組んできた事項について報告と意見交換を行います。
地域包括支援センターの取り組みに対して、適切に助言するのが会議の目的です。
役割を果たすため会議の資料の読み込みは大切です。
団塊の世代の人たちがすべて後期高齢者となる2025年を一つの目安として、それぞれの地域の状況に応じた地域包括ケアシステムの構築がめざされています。
地域包括ケアシステムは、介護が必要になっても、住み慣れた地域で暮らし続けられるようにしようという仕組みです。
その中で、大きな役割を担うのが地域包括支援センターです。
それぞれの担当地域でどのようなシステムを作っていくのか、多様な課題をかかえながら少ない人員で取り組みが進められています。
支援センターごとにA3のペーパーに、課題と実践状況、今までの会議で提起された意見とそれへの対応が記載されていて、その経過から必要な助言をまとめる作業を行っています。
全体を概観して感じるのは、地域の住民団体等との連携はかなり綿密に行われていますが、医療機関、介護支援の事業所等との連携には課題が多いということです。
まちともが住んでいる小学校区は東・西・北の三方を山に囲まれ南に開けた南北5キロくらいの地域で、人口は1万人、後期高齢者が1500人余の地域です。
そこに内科の医療機関は1か所しかありません。多くの人が学区外の遠方の医療機関に受診しています。学区唯一の内科医療機関は訪問診療を行っていません。
市内の医療機関の偏在は顕著です。
そのような事情があるところで、医療・介護・地域の連携による地域包括ケアシステム構築は大変難しい取り組みです。
地域包括支援センターが苦労しながら取り組んでいる課題について、助言というよりも、一緒に解決する手立てを考えていくのが役割かなと思っています。
そんなことを考えながら、資料の読み込みを行っています。