ポイントカードの裏表

毎日新聞にポイントカードの情報管理に関する記事がありました。
ポイントカードを使用することにより収集された情報が、使用した個人の本質に迫る情報として適切に管理されているのだろうかという問題提起です。

まちともは、同じような危惧を前から感じていました。
以前書きましたが、まちともも２枚のカードを使っています。
近くのスーパーのカードとＴカード。
貯まったポイントで様々な使い方ができるお得感の一方で、自分の情報がどう使われるのだろうかという不安もあります。
カードの使用状況から、個人の行動や買い物の内容まで把握されています。行動履歴といわれる情報で、個人の本質に迫る情報とされています。
カードを使用する時は、その情報について管理が確実に行われていることを前提にしているわけです。

ところが、こんなことがよくあります。
カードではありませんが、インターネットで検索すると、その後、検索した内容にそった広告が表示されることがあります。
検索した情報、これが行動履歴と呼ばれる情報の一部ですが、本人の同意なしにそのまま使われています。
ポータルサイトの広告に、住んでいる市内の企業広告が表示されます。
パソコンやスマホの位置情報が、そのまま広告に反映されるわけです。
位置情報の送信をブロックしてから、近くの企業広告は表示されなくなりました。
自分の情報が知らない間に様々に利用されています。

住所、氏名などの個人の属性に関する情報については敏感でも、行動履歴といわれる情報の扱われ方について関心が低いと感じます。ポイントカードの会社は、ポイントを付与することで、行動履歴のような膨大な情報を活用して利益を得ているわけです。
ポイントカードの使用にあたっては、自分の行動や生活内容に関する情報が蓄積されていることを理解し、その情報活用についてどこまで許容できるのか考えていくことが求められるのではないでしょうか。
新聞記事を読んで、そんなことを考えました。

南岸低気圧が通過した後、天気が回復し、富士山もあらためて雪化粧をしました。
静岡市役所ＨＰさった峠ライブカメラ画像（2019/2/6/17:00頃）