地区社協の会議での課題に、役員体制をどうするのかということが付きまといます。
現会長は10年近くその任にあり、すでに80歳に達しているので数年前から交代を望んでいます。
元気に活動されていて人望もあるので、なかなか次に会長を引き受ける方がいません。
とは言っても、倒れるまで会長を続けてもらうわけにもいかないので、堂々めぐりの議論になります。
地域の支え合いを推進していく住民組織は地区社協だけでなく、自治会、あるいは民生委員といった組織や役職があります。
そのいずれもが、次の担い手を探すのに苦労しています。
今まで定年退職などで仕事を辞めた方にお願いすることが多くありました。
これからもそのようなパターンで担い手を探すことになりますが、定年が延長され、70歳過ぎまで働く人が増えている中で、なかなか担っていただける方を探すのが難しくなっています。
一方で高齢者を地域で支えるという流れが強まる中、住民組織の現職の役員等の負担感が強まり、ますます悪循環に陥る危険性があります。
参加することが楽しく、あるいは役立つものになるような取り組みをどのように作るのか、考え所かもしれません。