まちとも こころのおもむくままに

障害者への理解促進について感じたこと

障害者への理解は、数次にわたる障害者計画等により、自治体の障害者施策の部局が啓発活動に力を入れてきたこともあり、かなり進んできています。
ところが今回、小学生に話をする材料を集めている中で驚いたことがありました。

障害者が持っている、3障害ごとの手帳の見本がないのです。
小学生のみならず、多くの人たちに障害者を理解してもらうために、障害種別ごとに交付される手帳のことを知ってもらうのは必要なことと考えます。
それは、障害者自身にとっては、手帳を持つことで、公共交通機関等の割引を受け、1部サービスの利用に手帳が必須となるものがあるからです。
そのような大切なものであることを、障害のない人たちも知っておくことが必要ではないでしょうか。

子どもたちに福祉の話をする中で、障害者のことも欠かせません。
そこで、福祉教育の教材用に手帳の見本を貸してほしいと障害者支援の窓口に問い合わせたところ、窓口には見本がありませんとのことでした。
身体障害者手帳、療育手帳の審査、交付をしている更生相談所に問い合わせたら、見本はありませんとの回答でした。
しかし、精神保健福祉手帳を審査、交付する精神保健福祉センターでは、見本を貸しますとの回答でした。
1種類だけでは不足と思い、障害についての啓発活動の元締めとなる部署に話して、とりあえず手帳のカバーだけ貸してもらうことになりました。

カバーだけでも、障害をかかえた人たちは、このような手帳を持っていてサービス等を利用しているということが理解できればと思います。
パワポもシナリオも、社協の点検が入ったものが返ってきたので、手帳を取り込んだパワポが完成しました。
小学生への話の中では、パワポで説明しながら、見本を見てもらって理解をはかることができればいいですね。
社会福祉協議会の担当者には、教材用の障害手帳を確保するよう伝えておきました。

パワポの画面はこんな感じです。



手帳の名称やカバーの色は全国共通ではなく、自治体ごとに多少の違いがあります。
障害の等級は全国一律の基準で認定されます。

サルスベリの赤い花を見かけるようになりました。
梅雨明けはまだですが、やはり夏ですね。
近所の公園のサルスベリです。



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