朝から雨で、日中の気温が10度に達しない寒い一日です。
ツバメも雨に打たれて寒そう。
我が家の空の巣にも雨宿りのツバメが止まっていました。
先日、障害支援区分認定審査会の委員の委嘱式がありました。
医療系の委員が3分の2、福祉系の委員が3分の1という構成。
5人の委員によって1つの会が構成されますが、中には福祉系の委員が1人だけというところもあります。
いつも感じることですが、障害があることによる支援の程度の判定にはどのような視点が求められるのかということです。
かなり専門的な話になるので、多くのみなさんにとっては関わりのないことかもしれません。
しかし、専門職の目からすると放置できないことなので、いつか機会があったら問題提起するための覚えとして書きとめておきます。
障害支援区分認定審査会は、障害者の状態に応じてどの程度の支援を必要とするのか判定する公的な機関です。
市町村ごとに設置され、障害者に関わる専門家が委員となります。
医療系の委員としては、医師、歯科医師、看護師、薬剤師、理学療法士、作業療法士など。
福祉系の委員としては、社会福祉士、介護福祉士、精神保健福祉士などです。
判定は、日々暮らしていくために、障害の状態からどの程度の支援を必要とするのか判断していきます。
そこでは、日常生活を送るための身体機能の判断とともに、日常生活を送るための精神的、知的な面での能力の状態も判断します。
医学的な視点とともに、重要なことは生活するために何を必要とするのかという視点です。
病気の診断や治療が求められるわけではなく、日常生活を送る上での課題を判断することが求められます。
生活を送るための機能と能力を見極める力が求められます。
福祉系専門職の視点は、まさにここにあります。
そのような視点から判定できるよう、審査会の構成は、医療系、福祉系がほぼ同数になるようにしてほしいものです。
機会があったら、市に対して問題提起していきます。
昨日撮影したシャガ。
近くの山道に咲いていました。