毎日が日曜日のようなまちともにとっては、10連休といっても普段と変わりがあるわけではありません。
むしろ、近所の高齢者の中には、病院が休みになってしまうので心配などの声が聞かれます。
心配だと思っているのは、通所の事業所に通っている障害者も同じです。
通うことによって生活リズムを維持している人にとっては、長すぎる休みが不安になります。
事業所が安心して過ごせる場になっている人にとっては、10日間も自分が過ごせる場がないことが不安になります。
自分で生活のメリハリを作ることができる人は、休みの間も生活リズムを維持できます。
しかし、なかなかそれができない人、あるいは休みの間に何をしてよいのかわからない人、安心できる場がない人にとっては、長い休みが不安になるようです。
そんな不安を少しでも解消しようと、NPO法人“T”の事業所は10連休中の5月2日に開所することにしました。
ブランチは別の日に開所します。
通常の作業は行いませんが、昼食をみんなで一緒に食べる、その前後で創作活動を行うということで、日々の生活にメリハリがつくよう支援をします。
希望者のみの参加になりますが、半数以上が参加するのではないかと予測しています。
かつて、ある事業所で、障害者から年末年始の休みは嫌いだという声が出て、正月返上で居場所として事業所を開けていたという話を聞いたことがあります。
職員の労働条件から、そのような対応は難しいですが、障害を持った人たちが安心できるように必要な対応をしていくことも大切だと考えます。
近くの山道、あちこちで山吹の花が見られるようになりました。