まちとも こころのおもむくままに

==ボランティア時々写真撮影==
日々の暮らしの中で感じたこと、時々撮る写真などを綴っていきます。

遊水地 四季彩々(2021/10/10)

2021-10-10 17:21:02 | 山野草
遊水地にはタデ科の植物が多数生えています。
サクラタデの近くにウナギツカミが目立ちます。



ウナギツカミという名前がおもしろいですね。
名前の由来は、茎に刺が生えていて、この草を使えばヌルヌルしたウナギもつかめるのではないかということのようです。
生育している場所による個体差が大きいようで、花の色も違います。




今、遊水地ではセイタカアワダチソウの黄色い花が目立ちますが、その向こうのナンキンハゼの葉が赤くなってきました。




タコノアシも紅葉して、いよいよユデダコ然としてきました。



季節はずれの暑い日が続きますが、遊水地の中は着実に秋の様相になっています。


遊水地 四季彩々 コスモス(2021/10/5)

2021-10-05 17:59:21 | 遊水地
遊水地の周囲をコスモスが飾っています。



さすがに遊水地の中でコスモスを見かけることはありません。
遊水地の中は湿地が多いので自生する環境にないのでしょう。
周囲のフラワーロードなどでは、ボランティアが手入れしてきれいな花が咲いています。



畑の脇に咲くコスモス。
柿の実も見えます。



色とりどりのコスモスの花。




コスモスといえば宇宙。
星が爆発しているようにも見えます。




2021城北公園の秋 キンモクセイ

2021-10-04 20:17:31 | 写真
キンモクセイが芳香を放つ季節です。
城北公園には多くのキンモクセイが植えられていて、それらに花が咲き始めました。



公園に沿った道路にはキンモクセイの並木。



花が並び、そこを歩く人々がちょっと幸せに感じる空間になります。



芳香漂う花。



目を転じると桜の木が色付いてきました。



桜紅葉です。



昼は暑くなりましたが、公園にも一歩一歩秋が近付いています。


自然を守るとは・・・

2021-10-03 17:46:30 | 遊水地
前回のセイタカアワダチソウの記事に関してコメントをいただきました。
「自然の営みは難しいですね。」という趣旨のコメントでしたが、遊水地の埴相の移り変わりを見て、まったく同感です。

今、遊水地に目立つのがオオブタクサ。
写真は、越流堤ですが、堤体のほとんどにオオブタクサが繁茂しています。
白く見えるのがススキ。




数年前までは、散策路の周囲までススキに覆われていましたが、今はススキが隅に追いやられています。
このように外来植物により、在来種が駆逐される状況があり、遊水地に生育する数百種類の植物の中には、ここから姿を消した種も多くあるのではないかと思います。

ミズアオイのように準絶滅危惧種に指定された植物の保護活動が行われ、紫色のきれいな花を見ることができるようになりました。
植物の多様性を保護するという意味では、拡大を続け在来種を駆逐するような外来種を駆除することも必要と考えます。
オオブタクサは花粉症の原因ともなっているので、遊水地の群生もなくしてほしいものです。

一方で、日本から持ち出されたクズが、諸外国では侵略的外来種に指定されています。
遊水地の木に巻きついた蔓がクズの大木のようになっているのを見ると、さもありなんと思います。



遊水地で目につくようになったキショウブも要注意外来生物に指定されています。
最初は1か所だけだったものが数年のうちに何か所でも目にするようになりました。
それだけ繁殖力が強いということですね。

遊水地の移り変わりを見ていると、自然保護とは何だろうと考えさせられることが多くあります。
これも、そこに生えている植物をいろいろ知っていくことで気づいたことです。
まずはそこに何があるか知り、自然保護とは何かを考えることですね。


遊水地 四季彩々(2021/10/1)

2021-10-01 18:30:17 | 山野草
遊水地の秋はセイタカアワダチソウの季節でもあります。
遊水地の中に花穂が目立ってきました。



この草は、咲き始めは杉の若葉のようにきれいな形をしています。



その内に、この花が一面を覆うようになります。



今まで散策路脇などではオオブタクサが繁茂していましたが、それを駆逐しながらセイタカアワダチソウが背を伸ばしてきています。



その内に、遊水地は黄色の花に覆われていきます。
撮影は9月29日

おかえりモネのタイトルバックに一瞬現れる黄色い花。
なぜ、あのタイトルバックにこの花が出てくるのか、気象を通じて自然や社会を守るという趣旨からは不適切な起用だと思います。
外来生物法により要注意外来生物に指定されている植物であり、本来の生態系を破壊してきた植物です。
遊水地のような広大な場所での駆除は大変ですが、田畑の周囲では以前ほど見かけなくなってきたように感じます。