JR東日本は7月3日、首都圏直下地震などに備えた耐震対策として、3月6日に発表した約1000億円の投資に加え、盛り土や曲げ破壊先行型の橋脚の補強工事などに約2000億円を投じると発表しました。総額約3000億円の耐震対策を今後5年間かけて実施するそうです。しっかりと対策してほしいです。
市区町村が管理する道路橋の修繕が進んでいません。国土交通省は6月29日、自治体が管理する全国の道路橋の長寿命化に関する取り組み状況をまとめました。長寿命化修繕計画に基づいて修繕が必要とされた道路橋のうち、2012年4月時点で対策を施していたのは11%だけです。政令市を除く市区町村が管理する道路橋に限ると3%にすぎなかったそうです。 大問題です。
首都高速道路会社は6月26日、老朽化が進む首都高の大規模更新のあり方を議論する調査研究委員会の第3回会合を開き、更新を検討する区間の抽出方法を示しました。区間の絞り込みに用いる指標は、(1)特異損傷および類似構造物、(2)維持管理性能、(3)構造物の損傷、(4)渋滞・事故状況──の四つだそうです。 早急に対策をしてほしいものです。