築地まぐろ屋3代目 豊洲市場場内からのマグロ新鮮情報

築地市場場内で40年以上のマグロ仲卸をしている、『松井水産』より、豊洲に移動しマグロの仕入れ情報、お得情報を毎日に配信

食の安全!

2008-02-02 12:46:50 | Weblog
先日の中国産の『毒入り餃子』のニュース…怖いですよね。食品を扱う我々にとっても重大な出来事だと思っています。特にマグロは基本的に生で食べる物ですので、特に衛生に気をつけて何よりも『安全』を第一にしていかなければとの思いを強く持ちました。

そこで思い起こされるのが私たちの『築地市場』の移転問題。。すでに皆さんもニュースなどでご存じかと思いますが、移転先の豊洲の土壌汚染問題。東京ガスの工事跡地でシアン、ベンゼンなどの有害物質が基準値を大きく超えて検出されています。都は『汚染の洗浄は出来る!』と言い張っていますが、本当にそう言い切れるのでしょうか?何かあったら一体誰が責任を取るのでしょうか?この計画は東京都が推進しています。会社でも何か問題が起きたら普通社長が責任を取るものですよね。東京都の『社長』である都知事の石原さんは果たして責任を取ってくれるのでしょうか?いや、何かあってからでは遅いのでは??そもそも何故そんな危険な土地に食品市場を??と思います。そのような危険な物質が検出された時点で計画を考え直す事はできなかったのでしょうか?

確かに今の築地市場はかなり老朽化が進んでいます。私的には移転にまったく反対なわけではありません。確かに今の築地という場所にも愛着がありますし、交通の便の良さも捨てがたいのですが、もし時代の流れが今の地に市場を求めていないのであれば『移転もやむなし』と思います。その昔、今の市場は日本橋にあったと先々代の私の祖父から聞きました。戦争で焼けてしまったとはいえ、やはり時代の流れで当時海沿いだった『築地』に移転したのではないかと私は思っています。しかし、移転するにもやはり有毒物質が埋まっているその上で食品を扱うのはどうなんでしょうか?埋まっている有毒物質は水溶性と聞いています。ただでさえ水を使う仕事です。そんなので本当にいいのでしょうか?なぜ、役所という所は最初の計画を強引に押し通すのでしょうか?その有毒物質の上の市場から出荷された魚をいまの計画をごり押ししている都のお偉いさん達も、その子供も、さらにはそのお孫さんも口に入れるのです!

本当に言いたい!!都のお偉いさん達と石原都知事。移転させるなら『安全』な土地にしてください!!!
いずれ、中国から『日本の食品は危ない』と言われない日が来る事を…願っています。