『春』と「冬」？？

暦の上ではもう『春』のようですが、昨日お雛様が終わったばかりの
３月上旬はまだまだ寒い日も続きますね（＾＾；）
しかし、大西洋からは真冬のノースカロライナ産もきておりますが、
近海、九州などからはあまりこの時期に獲ってほしくないこれから日本海を北上するであろう
小マグロちゃんたちが、長崎県の定置網や韓国の旋網船団によって大量に獲られてしまいます。。
この時期、毎年これを書いているような気がいたしますが、マグロのセリ場に
３０キロ台の小マグロたちが多めに並ぶという事は、もっと小さい産卵すら未経験？の
メジマグロが小マグロよりさらに大量に揚げられているということで・・・
正直、心が痛みます。。
もちろん売る側の私たち仲買にとってはマグロの本数が多いというのはうれしいことなのですが、
やはり資源保護を考えれば、せめて産卵をしてからのできれば４０キロ以上のものが多いといいな・・・
と、個人的には思います。
特に網を動かさない定置網ならまだしも、群れを追って一網打尽にしてしまう、
さらに手当も悪く品物的にも色の変りが早く水っぽい旋網漁は量は捕れても
評価は低く、サイアク品物悪くして廃棄処分・・・なんてこともあるようです。
メジマグロは持ちませんからね。。
大西洋、地中海などは資源保護政策もしっかりしていて、実際にマグロも増えてきているようです。
マグロを最も消費する我がニッポン、韓国船とはいえ、その旋網のメジマグロを消費しているのは
日本という現実。。
最も進んでマグロの資源保護に取り組まなければならないはずの我が国がこの状況でいいのでしょうか？？
本当に２～３年、規制するだけでもマグロの本数は大きく変わると思います！

つい先日まで、近海の型の大きいところが１本ウン百万円していたという現実を考えると
本当に「このままでいいの？？」と思ってしまいます。


ただ・・・この韓国船の旋網のメジや小マグロ、そして今日数本出ていた宮崎のキハダなどを見ると
『もうすぐ春なんだなぁ～』
ということを実感させてくれますね(笑)

近海物は春の装いですが、輸入物はまだ「冬？？」ということで・・・




ノースカロライナだけでなく、地中海ギリシャ産の天然本マグロ！今日も出てました（＾＾）
鮮度良くて物が良いですね～
韓国船の旋網小マグロよりずーっとこっちの方がいいですよ（＾０＾）


近海物は日本海に入ってきてからの方が良くなると思いますが、この韓国船の旋網地獄？？から
どれくらいの本数が日本海に入れるかな～～～？？？（＞＜；；）


そろそろ見て見ぬふり、やめませんか～～