あまり興味はなく、昨晩は何気なく見ていたのだが・・・・高島平三郎の最初期の著書(入手前なので書名は伏せておく)などを見つけた。検索にかけても出てこない書目で、国会図書館のデジタル化資料を使っていたのだが、ゲットできれば展示用には使えそう。
明治26年刊行の教科書だ。明治26年は高島28才時にあたる。当時は学習院の教師。東京帝大の元良勇次郎の下で心理学の勉強していた時代でもあった。
普及舎(教科書出版会社)。ここの社長が列車の座席に置き忘れたメモから教科書疑獄(1902年、明治35年に発覚した、学校の 教科書採用をめぐる教科書会社と教科書採用担当者との間の贈収賄事件である)が発覚。
これら2冊は『高島平三郎全集』第一巻に入れられている。
さらに、国会図書館のデジタル化資料の中でも公開されている。
高島平三郎に関して時期を見つけ、国会図書館の向こうを張って「近代日本人の肖像」:高島平三郎編でもやってみようか。国会図書館のものは蔵書の中の「肖像」写真をネットで展示するだけのものだから、わたしがやるときは少し知的で野心的な「肖像」論になるだろう。「風景」論的な切り口でこの人物を再構成するというのもありかな?!
校閲者の西村正三郎(1861-1896)については相続人:埼玉県杉戸町在住の堀江亀太郎がいる。高等小学校用の教科書や師範学校用の教科書の校閲をし、「教育学史」というタイトルの文学会講義筆記録を明治30年、敬業社より刊行している人物だ。明治29年に35歳で没している。それ以外は不詳。この本の中身は高島の「内国教育史要」とそっくりだ。この手の欧米留学経験者でない人物の著書は当時の学校教育の教科書面での水準を知る手掛かりにはなるが、内容的には江戸時代の延長というか、文明開化以前というか・・・・ぱっとしない
明治26年刊行の教科書だ。明治26年は高島28才時にあたる。当時は学習院の教師。東京帝大の元良勇次郎の下で心理学の勉強していた時代でもあった。
普及舎(教科書出版会社)。ここの社長が列車の座席に置き忘れたメモから教科書疑獄(1902年、明治35年に発覚した、学校の 教科書採用をめぐる教科書会社と教科書採用担当者との間の贈収賄事件である)が発覚。
これら2冊は『高島平三郎全集』第一巻に入れられている。
さらに、国会図書館のデジタル化資料の中でも公開されている。
高島平三郎に関して時期を見つけ、国会図書館の向こうを張って「近代日本人の肖像」:高島平三郎編でもやってみようか。国会図書館のものは蔵書の中の「肖像」写真をネットで展示するだけのものだから、わたしがやるときは少し知的で野心的な「肖像」論になるだろう。「風景」論的な切り口でこの人物を再構成するというのもありかな?!
校閲者の西村正三郎(1861-1896)については相続人:埼玉県杉戸町在住の堀江亀太郎がいる。高等小学校用の教科書や師範学校用の教科書の校閲をし、「教育学史」というタイトルの文学会講義筆記録を明治30年、敬業社より刊行している人物だ。明治29年に35歳で没している。それ以外は不詳。この本の中身は高島の「内国教育史要」とそっくりだ。この手の欧米留学経験者でない人物の著書は当時の学校教育の教科書面での水準を知る手掛かりにはなるが、内容的には江戸時代の延長というか、文明開化以前というか・・・・ぱっとしない