2022/11/8 火曜日
毎年この時期になると どこからかホオジロガモがこのモエレにもやって来ます
海ガモのホオジロガモですがなぜか秋から冬にかけての遅い時期にここでもみられるようです
何羽も来ていると思うのですが オスの成鳥ならば胴体が真っ白く目立ちますし頬に白い大きなマダラが
見えますのですぐにそれとわかります
しかし メスの成鳥と オスメスの幼羽の場合は キンクロハジロやスズガモと似ており
注意してみないと見逃すことになってしまいそうです…
体も少し小さく愛嬌のある顔をしていますのでよく見ればわかるのですが それには少しコツが必要です
そこで注意点をまとめてみますと
①オスの成鳥
頭が黒く虹彩は黄色 胴体は白くその白がよく目立ち 頬に白いマダラが見られます
なのでオスの成鳥の場合はすぐにわかります
分かりにくいのが次の3種になります
メスの成鳥
メスの幼鳥
オスの幼鳥
すべてキンクロハジロやスズガモと似ているのですが 少し小さくひょうたんのような頭の形になります
胴体と肩羽の間に 雨覆いと次列風切が見えるのですがそれが白く見えるところが
キンクロハジロやスズガモとは大きな違いになります(キンクロやスズガモにはこれが見えません)
しかし上の3種は見てくれはほとんど同じなのでよく見ないと区別がつきません
しかし小さな特徴があります
②メスの成鳥
くちばしの先が橙色をしています 虹彩は鮮やかな白か黄色をしています(白と黄色は個体差)
胸と首の間が白いです
小雨覆い(白)中雨覆い(黒)大雨覆い(白)大雨覆いの下縁(黒)次列風切(白≒翼鏡)がはっきり胴体脇上部に見られます
この部分は説明が要ります
翼を広げた時の翼上面を見ると
次列風切は翼を広げた時の一番下の部分でここが白いです
大雨覆いはその上の部分になるのですが 羽も長く白いのですが下縁が黒くなってます
中雨覆いはそのさらに上の部分でホオジロではこの羽の色は黒いです(オジロワシとは違いますね)
小雨覆いはその上から基部につながる小さな羽の集まりでホオジロはここが白いです
ですからホオジロが翼を広げると上面には3本の白い帯が出てきます
そしてその白の間には2本の黒いラインが入ることになります
この黒いラインが 上の方が中雨覆いであり 下の方は大雨覆いの下縁になります
③メスの幼鳥とオスの幼鳥
幼鳥はオスもメスも虹彩が濁っており暗褐色になります(キンクロやスズガモと同じです)
くちばしの先の橙色は見えず 不規則に黄色みがくちばしに見られます
小雨覆いがグレー
そしてオスとメスの幼鳥の一番の違いは
大雨覆いの下縁に見える黒いラインがオスの場合はありません エクリプスにも成鳥にもありません
メスは細く黒いラインが入ります
なので幼鳥のオスとメスはここで見分けることになります
ここまでが去年調べた結論になります
そんなことを思い浮かべながら写真を見てゆきます
沼の東側にカンムリカイツブリを追っていったのですが
曲がり角のところから
向こう岸を望むのですが 左側奥の方には上の橋があります
沼の中ほどをカンムリカイツブリのメスの若が泳いでゆきます
D-水門の後ろ側から中の橋を望むと
橋がかすんで見えるのですが
このまま土手を中の橋へと引き返してゆきます
橋の近くで土手の上から
キンクロハジロが見え
そのそばには
背中が所々白くなってきているスズガモの幼鳥が見えます
虹彩が濁っているので幼羽だとわかります
こちらはホシハジロのメスになります
この時期はカモの姿は激減しておりところどころにこのキンクロやホシハジロと
オオバンなどの水鳥が多いようです マガモもまだたくさん見えますが
中の橋まで戻り C-水門の少し奥の灌木のそばを覗くと
マガモの手前に うずくまっているカモが見えますが
この背中のはげ具合を見ると
先ほど見たスズガモなのではないかと思ってしまいます
眠っているのでよくわかりませんが…
その時その奥に見覚えのあるカモを発見します
左上のカモですが
なんとなんと ホオジロガモではありませんか!
何時も活発に泳ぎ回るのがホオジロガモになりますが
頬が白くありませんので オスの成鳥でないことはすぐにわかります
グレーの胴体と 頭の茶色で虹彩も目立ちますのですぐにホオジロガモだとわかりますね
虹彩は鮮やかな黄色で くちばしの先も橙がはっきり見えますので
すぐにホオジロガモのメスの成鳥であることがわかりますね
何の疑問もなしです
肩羽と胴体の間に白と黒の雨覆いがはっきり見える個体になります
少しくつろいで
また
横になりますが
雨覆い・次列風切がはっきりと3つの白に分かれているのがわかりますね
一番右が次列風切の白
その左に大雨覆いの下の縁の黒が見え
真ん中が大雨覆いの白
その上の黒が中雨覆いの黒となります
そして一番上の白が小雨覆いとなり翼基部までそれが続きます
これでメスの成鳥であることにダメを押すことになるのですが
幼羽の場合は くちばしの先に橙はなく
小雨覆いがグレーになります そこと 虹彩の色が濁っているのが大きな違いになります
今までの確認ということになります
岸のそばにはマガモが休んでいるのですが
その中をホオジロは
泳ぎ回ります
潜ってはまたすぐに顔を出すのですが
すべて同じ個体で 今は1羽しかいないようです
その時奥の水の中から顔を出したのが
こちらのカンムリカイツブリの若鳥になるのですが
実はこの若鳥 今までここで見たことのない若鳥でした…!
いつものオスとメスの若ではなく 新たに姿を見せた若鳥になります
その事はそちらのカテで上げますが
この秋はいままで3羽の若と 1羽の成鳥が現れたことになり
ずいぶんいっぱいカンムリがやって来るな という感じで驚きです
ホオジロのメスの方は
どんどの橋の方へと近づいてきたのですが
この時土手の上にたくさんの観察の方たちが現れて
それに驚いたホオジロガモはいきなり
沼の中央に泳ぎだし
後ろを振り返りながら
遠ざかってしまいます…。
ホオジロもしばらくここにいるのだと思いますし
雪が降ってくるまでその姿を見れるのかと思います
去年も複数羽のホオジロがここに訪れたので期待は高まります
そんなお話となります
それでは また
毎年この時期になると どこからかホオジロガモがこのモエレにもやって来ます
海ガモのホオジロガモですがなぜか秋から冬にかけての遅い時期にここでもみられるようです
何羽も来ていると思うのですが オスの成鳥ならば胴体が真っ白く目立ちますし頬に白い大きなマダラが
見えますのですぐにそれとわかります
しかし メスの成鳥と オスメスの幼羽の場合は キンクロハジロやスズガモと似ており
注意してみないと見逃すことになってしまいそうです…
体も少し小さく愛嬌のある顔をしていますのでよく見ればわかるのですが それには少しコツが必要です
そこで注意点をまとめてみますと
①オスの成鳥
頭が黒く虹彩は黄色 胴体は白くその白がよく目立ち 頬に白いマダラが見られます
なのでオスの成鳥の場合はすぐにわかります
分かりにくいのが次の3種になります
メスの成鳥
メスの幼鳥
オスの幼鳥
すべてキンクロハジロやスズガモと似ているのですが 少し小さくひょうたんのような頭の形になります
胴体と肩羽の間に 雨覆いと次列風切が見えるのですがそれが白く見えるところが
キンクロハジロやスズガモとは大きな違いになります(キンクロやスズガモにはこれが見えません)
しかし上の3種は見てくれはほとんど同じなのでよく見ないと区別がつきません
しかし小さな特徴があります
②メスの成鳥
くちばしの先が橙色をしています 虹彩は鮮やかな白か黄色をしています(白と黄色は個体差)
胸と首の間が白いです
小雨覆い(白)中雨覆い(黒)大雨覆い(白)大雨覆いの下縁(黒)次列風切(白≒翼鏡)がはっきり胴体脇上部に見られます
この部分は説明が要ります
翼を広げた時の翼上面を見ると
次列風切は翼を広げた時の一番下の部分でここが白いです
大雨覆いはその上の部分になるのですが 羽も長く白いのですが下縁が黒くなってます
中雨覆いはそのさらに上の部分でホオジロではこの羽の色は黒いです(オジロワシとは違いますね)
小雨覆いはその上から基部につながる小さな羽の集まりでホオジロはここが白いです
ですからホオジロが翼を広げると上面には3本の白い帯が出てきます
そしてその白の間には2本の黒いラインが入ることになります
この黒いラインが 上の方が中雨覆いであり 下の方は大雨覆いの下縁になります
③メスの幼鳥とオスの幼鳥
幼鳥はオスもメスも虹彩が濁っており暗褐色になります(キンクロやスズガモと同じです)
くちばしの先の橙色は見えず 不規則に黄色みがくちばしに見られます
小雨覆いがグレー
そしてオスとメスの幼鳥の一番の違いは
大雨覆いの下縁に見える黒いラインがオスの場合はありません エクリプスにも成鳥にもありません
メスは細く黒いラインが入ります
なので幼鳥のオスとメスはここで見分けることになります
ここまでが去年調べた結論になります
そんなことを思い浮かべながら写真を見てゆきます
沼の東側にカンムリカイツブリを追っていったのですが
曲がり角のところから
向こう岸を望むのですが 左側奥の方には上の橋があります
沼の中ほどをカンムリカイツブリのメスの若が泳いでゆきます
D-水門の後ろ側から中の橋を望むと
橋がかすんで見えるのですが
このまま土手を中の橋へと引き返してゆきます
橋の近くで土手の上から
キンクロハジロが見え
そのそばには
背中が所々白くなってきているスズガモの幼鳥が見えます
虹彩が濁っているので幼羽だとわかります
こちらはホシハジロのメスになります
この時期はカモの姿は激減しておりところどころにこのキンクロやホシハジロと
オオバンなどの水鳥が多いようです マガモもまだたくさん見えますが
中の橋まで戻り C-水門の少し奥の灌木のそばを覗くと
マガモの手前に うずくまっているカモが見えますが
この背中のはげ具合を見ると
先ほど見たスズガモなのではないかと思ってしまいます
眠っているのでよくわかりませんが…
その時その奥に見覚えのあるカモを発見します
左上のカモですが
なんとなんと ホオジロガモではありませんか!
何時も活発に泳ぎ回るのがホオジロガモになりますが
頬が白くありませんので オスの成鳥でないことはすぐにわかります
グレーの胴体と 頭の茶色で虹彩も目立ちますのですぐにホオジロガモだとわかりますね
虹彩は鮮やかな黄色で くちばしの先も橙がはっきり見えますので
すぐにホオジロガモのメスの成鳥であることがわかりますね
何の疑問もなしです
肩羽と胴体の間に白と黒の雨覆いがはっきり見える個体になります
少しくつろいで
また
横になりますが
雨覆い・次列風切がはっきりと3つの白に分かれているのがわかりますね
一番右が次列風切の白
その左に大雨覆いの下の縁の黒が見え
真ん中が大雨覆いの白
その上の黒が中雨覆いの黒となります
そして一番上の白が小雨覆いとなり翼基部までそれが続きます
これでメスの成鳥であることにダメを押すことになるのですが
幼羽の場合は くちばしの先に橙はなく
小雨覆いがグレーになります そこと 虹彩の色が濁っているのが大きな違いになります
今までの確認ということになります
岸のそばにはマガモが休んでいるのですが
その中をホオジロは
泳ぎ回ります
潜ってはまたすぐに顔を出すのですが
すべて同じ個体で 今は1羽しかいないようです
その時奥の水の中から顔を出したのが
こちらのカンムリカイツブリの若鳥になるのですが
実はこの若鳥 今までここで見たことのない若鳥でした…!
いつものオスとメスの若ではなく 新たに姿を見せた若鳥になります
その事はそちらのカテで上げますが
この秋はいままで3羽の若と 1羽の成鳥が現れたことになり
ずいぶんいっぱいカンムリがやって来るな という感じで驚きです
ホオジロのメスの方は
どんどの橋の方へと近づいてきたのですが
この時土手の上にたくさんの観察の方たちが現れて
それに驚いたホオジロガモはいきなり
沼の中央に泳ぎだし
後ろを振り返りながら
遠ざかってしまいます…。
ホオジロもしばらくここにいるのだと思いますし
雪が降ってくるまでその姿を見れるのかと思います
去年も複数羽のホオジロがここに訪れたので期待は高まります
そんなお話となります
それでは また
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