2021年 11月
今回は Kramer's Pipe and Tobacco Shop - Blend for Cary Grant
Kramer というとすぐに思い出すのが Father Dempsey で MM965 に似ていると言われるEnglish タバコでここでは一番人気の高いブレンドとなりますが
このビバリーヒルズのタバコ店では その他にもハリウッドスターの為に用意されたブレンドがあって
このブレンドもその一つとなります
おそらくFather Dempseyの葉組をベースにしたEnglish の骨格に 甘さと風味を増すために
独自のフレイバーをつけたブレンドとなりますが
この香りに特徴があって独特の雰囲気を醸すのですが
どちらかと言えばラタキアよりもバージニアとオリエントが強調されたブレンドとなっているようです
当ブレンドの名前でもある
Cary Grant(ケーリーグラント)は日本でもお馴染みの有名な俳優です
このおっさんも 子供のころから彼の映画をよく見ましたが
特にヒッチコックの映画が有名かと思います
4本のヒッチコック映画に出演されていますが
一番印象に残っているのが
飛行機に追いかけられるアクションシーンでも有名ですが 北北西に進路をとれ が一番印象に残っていてハラハラドキドキのとても面白い作品になっていましたね
その他にも
1941年作品の 断崖
イングリットバークマンと共演した 1946年の 汚名
1955年の グレースケリーと共演した
泥棒成金 へと続き
1959年の 北北西~へと続くことになります
オードリーヘップバーンと共演したシャレードという映画もご存知の方はたくさんいると思います
イギリス生まれで 41年にアメリカに帰化していますね
第一次世界大戦と第二次世界大戦を経験した俳優さんになりますので
もう古き良き時代を具現化するようなハリウッドスターになるのですが
このおっさんはもっとずっと新しい時代になりますので世代的にもそうですが
どうもこの方とってもハンサムですが 堅物そうであんまり好きなタイプではなさそうですね
そういった印象を持っていますが 映画はとても面白かった記憶があります
なんといっても女優さんがキレイなんでね…(._.)
そんなことイメージしながらこのブレンドを考えてみます
Savinelli の Bing′s Favorite とか Clark's Favorite とか Ginger's Favorite という
マウスピースのひょろ長い小粋なパイプがありますが
そんなパイプが似合うかもしれませんね このブレンドには
蓋を開けると
大きさがまちまちの
程よい乾燥のブラウンに傾いたリボンカットが出てきます
弾力性があって詰めた時のボウルトップは少しフワフワしてきます
すぐに点火できますが いったん火を消して表面をよく均してから再着火すると良いです
ベースになるのは Father Dempsey のようなEnglish になりますが Irish Mist のアロマが着いています
葉組は
Cavendish, Latakia, Oriental/Turkish, Virginia となっており
このCavendish の部分に香りと甘みが付いているのかと思います
珍しいEnglish タイプの Aromatic ということになります。
この アロマがとても気になります
Irish Mist(アイリッシュミスト)
アイリッシュ・ウイスキーに10種類以上のハーブの抽出エキスと蜂蜜を加えることにより製造される。アルコール度数は35度、エキス分は21%。というリキュールなのですが
現代のアイリッシュ・ミストは、アイリッシュ・ウイスキーをベースに、前述のヒースの花やクローバーの花から集めた蜂蜜、オレンジの果皮、10種類以上のハーブエキスをブレンドしたものに、水とシロップを加え、3ヶ月以上熟成させたものが製品となっている。そうです
ここで問題になるのが ヒースになりますが
ヒースというのは英語名で エリカのことになるそうです
エリカというとすぐに思い出すのは 西田佐知子さんになります
エリカの花咲く頃
こんな曲を聴きながらどうぞ
酸味と少し苦みのある蜂蜜になるそうです
感想
蓋を開けると少し甘酸っぱいにおいがしてきますがいいニオイになります
様々な葉っぱのミクスチュアになり少し弾力性がありますので一度点火した後 表面を軽く固めて再着火すると良いです
甘酸っぱい香りと伴に 甘さとフルーティな果実のような味わいがありますが
English タイプというよりも オリエント バージニアがメインの やや甘さと酸味のある花の香りが着いた実にさっぱりとしたブレンドとなります
English 的には Father Dempsey と似た感じのオリエントとバージニアなのですが
ラタキアはそれほど効いているわけでもなく オリエントとバージニアのベースが強いように思います
それにアロマが着きますが このアロマがかなり印象的であって
葉組もタイプ的にも違うのですがすぐに思い浮かべたブレンドとしては
HU Tobacco - Flanagan
HU Tobacco - Dockworker
こちらの2ブレンドとなります
甘さは違いますが チェリーのような 梅干しのようなさっぱりとした
酸味と果実の味わいが似た風味を感じさせてくれました
トータルの味わいは違うブレンドになりますが
Irish Mist によるフレイバーに 似たものを感じた次第です
点火と同時にやって来るのは
このブレンドの甘さとなります
バージニアの甘さと キャベンディッシュのハニーの香りでしょうか
そしてそれよりも強く最初に感じるのはオリエントのフローラルな甘さになります
やや広がりのあるこの甘さは Father Dempsey にも感じたオリエントの甘さになりますが
この甘さはどこかつかみどころのない甘さになります
同時にそのオリエントの風味も醸すのですが 印象的にはしまりがなく甘いのですがこの私はあまり好きではないようです どこかマスティなところのあるそのオリエントの香りは次第に別の香りに隠れてゆきます
ラタキアはウッディな香りとMM965 にも感じられるようなターリィな味わいを出しますが強いものではありません
それよりもすぐに目立つ香りがあります
それが Irish Mist による味わいになります
タンジィなレッドバージニアの酸味のある甘さと合わさるように
軌道を同じくするペリクではない酸味のある少し華やかな赤味がかった果実の花びらのような
その酸味がこのブレンドの味を引っ張ります
これがなかなかよろしい
ハニーも入っていると思いますがさほど甘いものでもなく
酸味を含んだエリカの花びらの香りがとても爽やかです
いいのではないでしょうか
特別美味いというわけではありませんが
ホロっとよだれが落ちてくるようなそんなブレンドになります
開缶当初はこの花びらの香りが強くて バージニアとしっくりこなかったのですが
次第にその香りも減退したときに当ブレンドの本当の美味さになるようです
言い方を変えると
当初はバランスの悪さを感じて少し安っぽく感じたこのブレンドですが
喫い進むうちにけっしてそんなこともなく 酸味の効いた実に喫いやすい気の置けないブレンドに変わったのを感じます Kramer では一番のお勧めかもしれませんね
Father Dempsey の代りになるようなというかもっとうまいブレンドが
他のメーカーにはざらにありますが
このブレンドの代りはないのかと思います
そういった意味で Kramer のお勧めかとは思います
English というのではなく ホロっとする爽やかな酸味の効いたバージニアブレンドに
オリエントとラタキアを少し効かせたという認識であるならば
なかなかの味わいの面白いブレンドとなるように感じます
ラムよりもさっぱりしていながら程よい酸味を感じるこのブレンドは
本格的ではありませんが 予想以上の収穫となったようです
軽くてさっぱりとしたEnglish をお探しの方にはお勧めのブレンドになります
そんな感想となります
それでは また
今回は Kramer's Pipe and Tobacco Shop - Blend for Cary Grant
Kramer というとすぐに思い出すのが Father Dempsey で MM965 に似ていると言われるEnglish タバコでここでは一番人気の高いブレンドとなりますが
このビバリーヒルズのタバコ店では その他にもハリウッドスターの為に用意されたブレンドがあって
このブレンドもその一つとなります
おそらくFather Dempseyの葉組をベースにしたEnglish の骨格に 甘さと風味を増すために
独自のフレイバーをつけたブレンドとなりますが
この香りに特徴があって独特の雰囲気を醸すのですが
どちらかと言えばラタキアよりもバージニアとオリエントが強調されたブレンドとなっているようです
当ブレンドの名前でもある
Cary Grant(ケーリーグラント)は日本でもお馴染みの有名な俳優です
このおっさんも 子供のころから彼の映画をよく見ましたが
特にヒッチコックの映画が有名かと思います
4本のヒッチコック映画に出演されていますが
一番印象に残っているのが
飛行機に追いかけられるアクションシーンでも有名ですが 北北西に進路をとれ が一番印象に残っていてハラハラドキドキのとても面白い作品になっていましたね
その他にも
1941年作品の 断崖
イングリットバークマンと共演した 1946年の 汚名
1955年の グレースケリーと共演した
泥棒成金 へと続き
1959年の 北北西~へと続くことになります
オードリーヘップバーンと共演したシャレードという映画もご存知の方はたくさんいると思います
イギリス生まれで 41年にアメリカに帰化していますね
第一次世界大戦と第二次世界大戦を経験した俳優さんになりますので
もう古き良き時代を具現化するようなハリウッドスターになるのですが
このおっさんはもっとずっと新しい時代になりますので世代的にもそうですが
どうもこの方とってもハンサムですが 堅物そうであんまり好きなタイプではなさそうですね
そういった印象を持っていますが 映画はとても面白かった記憶があります
なんといっても女優さんがキレイなんでね…(._.)
そんなことイメージしながらこのブレンドを考えてみます
Savinelli の Bing′s Favorite とか Clark's Favorite とか Ginger's Favorite という
マウスピースのひょろ長い小粋なパイプがありますが
そんなパイプが似合うかもしれませんね このブレンドには
蓋を開けると
大きさがまちまちの
程よい乾燥のブラウンに傾いたリボンカットが出てきます
弾力性があって詰めた時のボウルトップは少しフワフワしてきます
すぐに点火できますが いったん火を消して表面をよく均してから再着火すると良いです
ベースになるのは Father Dempsey のようなEnglish になりますが Irish Mist のアロマが着いています
葉組は
Cavendish, Latakia, Oriental/Turkish, Virginia となっており
このCavendish の部分に香りと甘みが付いているのかと思います
珍しいEnglish タイプの Aromatic ということになります。
この アロマがとても気になります
Irish Mist(アイリッシュミスト)
アイリッシュ・ウイスキーに10種類以上のハーブの抽出エキスと蜂蜜を加えることにより製造される。アルコール度数は35度、エキス分は21%。というリキュールなのですが
現代のアイリッシュ・ミストは、アイリッシュ・ウイスキーをベースに、前述のヒースの花やクローバーの花から集めた蜂蜜、オレンジの果皮、10種類以上のハーブエキスをブレンドしたものに、水とシロップを加え、3ヶ月以上熟成させたものが製品となっている。そうです
ここで問題になるのが ヒースになりますが
ヒースというのは英語名で エリカのことになるそうです
エリカというとすぐに思い出すのは 西田佐知子さんになります
エリカの花咲く頃
こんな曲を聴きながらどうぞ
酸味と少し苦みのある蜂蜜になるそうです
感想
蓋を開けると少し甘酸っぱいにおいがしてきますがいいニオイになります
様々な葉っぱのミクスチュアになり少し弾力性がありますので一度点火した後 表面を軽く固めて再着火すると良いです
甘酸っぱい香りと伴に 甘さとフルーティな果実のような味わいがありますが
English タイプというよりも オリエント バージニアがメインの やや甘さと酸味のある花の香りが着いた実にさっぱりとしたブレンドとなります
English 的には Father Dempsey と似た感じのオリエントとバージニアなのですが
ラタキアはそれほど効いているわけでもなく オリエントとバージニアのベースが強いように思います
それにアロマが着きますが このアロマがかなり印象的であって
葉組もタイプ的にも違うのですがすぐに思い浮かべたブレンドとしては
HU Tobacco - Flanagan
HU Tobacco - Dockworker
こちらの2ブレンドとなります
甘さは違いますが チェリーのような 梅干しのようなさっぱりとした
酸味と果実の味わいが似た風味を感じさせてくれました
トータルの味わいは違うブレンドになりますが
Irish Mist によるフレイバーに 似たものを感じた次第です
点火と同時にやって来るのは
このブレンドの甘さとなります
バージニアの甘さと キャベンディッシュのハニーの香りでしょうか
そしてそれよりも強く最初に感じるのはオリエントのフローラルな甘さになります
やや広がりのあるこの甘さは Father Dempsey にも感じたオリエントの甘さになりますが
この甘さはどこかつかみどころのない甘さになります
同時にそのオリエントの風味も醸すのですが 印象的にはしまりがなく甘いのですがこの私はあまり好きではないようです どこかマスティなところのあるそのオリエントの香りは次第に別の香りに隠れてゆきます
ラタキアはウッディな香りとMM965 にも感じられるようなターリィな味わいを出しますが強いものではありません
それよりもすぐに目立つ香りがあります
それが Irish Mist による味わいになります
タンジィなレッドバージニアの酸味のある甘さと合わさるように
軌道を同じくするペリクではない酸味のある少し華やかな赤味がかった果実の花びらのような
その酸味がこのブレンドの味を引っ張ります
これがなかなかよろしい
ハニーも入っていると思いますがさほど甘いものでもなく
酸味を含んだエリカの花びらの香りがとても爽やかです
いいのではないでしょうか
特別美味いというわけではありませんが
ホロっとよだれが落ちてくるようなそんなブレンドになります
開缶当初はこの花びらの香りが強くて バージニアとしっくりこなかったのですが
次第にその香りも減退したときに当ブレンドの本当の美味さになるようです
言い方を変えると
当初はバランスの悪さを感じて少し安っぽく感じたこのブレンドですが
喫い進むうちにけっしてそんなこともなく 酸味の効いた実に喫いやすい気の置けないブレンドに変わったのを感じます Kramer では一番のお勧めかもしれませんね
Father Dempsey の代りになるようなというかもっとうまいブレンドが
他のメーカーにはざらにありますが
このブレンドの代りはないのかと思います
そういった意味で Kramer のお勧めかとは思います
English というのではなく ホロっとする爽やかな酸味の効いたバージニアブレンドに
オリエントとラタキアを少し効かせたという認識であるならば
なかなかの味わいの面白いブレンドとなるように感じます
ラムよりもさっぱりしていながら程よい酸味を感じるこのブレンドは
本格的ではありませんが 予想以上の収穫となったようです
軽くてさっぱりとしたEnglish をお探しの方にはお勧めのブレンドになります
そんな感想となります
それでは また
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