めんどくせー人だったが、最後に重要な問題提起を残してくれた。反乱扇動の恐れありとしてツイッターから永久追放された件の大統領であるが、その対応には先進国首脳から相次いで懸念が出されている。その場のノリでクーデター位やり兼ねないのは確かだし、物騒なプロパガンダの片棒を担がされるのは御免、と云う気持ちも分からなくはない。しかしこの件は、強大化したプラットフォーマーが国家権力を左右し得る事を如実に示したと云う意味で、「おちんちんびろーん」ばっかり言ってるクズ垢をBANするのとは意味合いが異なる。表現の自由を妨げてはならないのは国家権力であって、私企業はその限りではない（訳の分からんポリシーに基づいている）。ツイッターを駆使していると思ったら逆に上手く利用されていただけだった、と云う矮小な話ではなく、ソーシャルネットに於ける言論の自由は結局誰が担保するのか、と云った21世紀的にめんどくせー問題なのである。