取り敢えずフェラーリは問題無さそうに見える。EUが加盟国内での化石燃料を内燃機関とする自動車、及び小型商用車の販売を2035年で禁止するとの事である。ただし年間の生産台数が1000台未満のメーカは免除されるらしい。フェラーリはフィアット・クライスラーの影響下にはあるが一応独立した会社としてNY上場しているので、恐らくは今後もガソリンをバカ食いするクルマを受注生産していく事は出来るだろう。他にも大型トラックとか軍用車とかが規制の網をすり抜けている所は実に上手いなと思うのだが、こう云うのはルールを作ったものの勝ちである。実際やってみて電気が足りるのかの答え合わせは12年後まで待つとして、上記の抜け道を使った零細ファクトリが乱立すると面白そうである。ブランドのみを残し経営統合の波に吞まれた嘗ての欧州車がそう云う形で復活してくれると、スーパーカーに夢中だった世代のおっさんとしては嬉しい限りなのである(買えないが)。