日清食品の「謎うなぎ」が一部地域で話題である。ネット販売開始後1分で5000食が売り切れてしまったそうである。謎肉で培われた技術が評価されているからであろう。「鰻の味わいは7割方タレ」と云う無粋な事は言わないでおきたい。しかし、今後の消費拡大を狙うとしたら、エコとかSDGsとか説教臭い謳い文句は引っ込めた方が良い様に思う。美味しければ売れる、と云う食の王道を目指すべきだろう。カップヌードルが正にそれであると云う意見には賛否両論だろうが、少なくとも私は美味しく頂いている。それに本物の鰻に近付ける事に拘らなければ、新ジャンルを開拓出来る可能性が出てくると云うものである。謎うなぎ天丼、とかは油分を補えるので相性が良さげに思える。ラーメンやカレー、お好み焼きとの合作も食べてみたい（試作段階で闇に葬り去られたのかも知れないが）。伝統的な鰻として売らないと採算が取れない段階ではあろうが、将来に期待したいのである。