人工股関節とともに

身体の中の異物という存在でありながら、末永く仲良くしたい人工股関節。前向きに生きよう。

犬と薬と私

2006-03-03 | 愛犬メルとプー
 薬を飲むのが苦手である。何故かといえば、喉の力が弱いのか飲み込むのに苦労するからだ。特にカプセルは多量の水と共に「1・2の3!」という具合に気合を入れてゴクンと飲み込む。一時は凝ったサプリメント「グルコサミン」「カルシウム」「ブルーベリー」も今はほとんどやめている。

 さて、我が家の駄犬「メル」との薬飲ませ作戦について。メルも私と同様薬嫌い。でも獣医からいただく薬は保険も効かないし高価なので、こちらとしては腕まくりをしてでも飲んでもらわないことには。肉片に錠剤を2・3個挟んで一気に口の中にくわえさせる、犬は前歯で薬だけをかき出そうとする。それをさせじと、こちらは口元を押さえ、顔を上向きに上げる、犬はしばらく音無しのかまえ。両者無言の行。運良く飲み込んだ事を見届け、やっと一安心。
 ・・・・と思いきや、しばらくして床に白いものが転がっているのに気付く。

 しかしいつもそのように殺気立っているわけではない。穏やかに、やさしく口元に、パクンと一気に食べる(飲む)時もあるのだ。たいがい、お腹がすいていて、好物の焼肉にはさんだ時。だからといって同じものだと、犬も学習してこれはヤバイと気がつき口をつぐんだりする。そのために挟むものは、ウインナー・チーズ・牛乳パンと手を変え品を変えである。

 犬の顔の位置まで身をかがめたり、立て膝をしたりと股関節にとってはとても悪い姿勢を強いられる事になる。犬との格闘の末つい夢中になって「脱臼」という事のないようにしなければならない。