人工股関節とともに

身体の中の異物という存在でありながら、末永く仲良くしたい人工股関節。前向きに生きよう。

人工股関節 5年経過

2010-08-30 | 人工股関節
今日は午後から研修でした。
さほど能力がないくせに、ノーと言えない性格で、このお役がついているため年に三回ほど研修があります。

幸い近くの隣市でしたので、家人に送迎してもらいました。
車を出してくれるよう夫に頼みますと、私はあと一時間後のつもりでも、夫はもう外に出て車を道路に横付けしスタンバイしています。

そんな~、女性はいろいろね、あるんですから・・・。
10分くらいでササッとやりまして、研修予定よりもかなり早い時間に着いてしまいました。
あわてたので靴下を履いていません。
私の身支度はソックス履きが一番最後になります。
ソックスエイドがなくても履けるようになったけど、やはり左(人工側)は時間がかかります。

ひとけのないロビーでもそもそしていたら、どこぞの男性が
「やってあげましょうか?」と。
赤面してしまった。
よりによってなかなかうまく行かない。
やっと履き終って立ち上がり歩き出したとたん、今度は右足がガクンと力なく落ち込み、転びそうになった。

まだ昨日の疲れ(まつりイベント参加))が抜け切っていないのかも。
妙齢の婦人が、踏んだり蹴ったりの醜態をさらしてしまった。

無事研修を終え、関係者がロビーで雑談。
同病のある女性が私の歩き方を見て、
「ずいぶんきれいに歩いていますね~」
「はい、5年前に人工股関節にしたんですよ」
「う~~ん、人工ね・・・。いろいろあるんでしょ?」
私からはまずいとも良いとも言えず、
「痛みがなくなった・脚長差がなくなった」事だけを言いました。

この8月26日で人工股関節丸5年になりました。
色々な動作の場面で、禁止姿勢をとらないよう常に意識していますが、当初のぎこちなさは消えて、すっかり自分の骨として同化してくれたように思います。