ミス・ポター

　２週間前に見た映画「ミス・ポター」
　ご存知ピーター・ラビットの作者ビアトリクス・ポターの物語。
　元職場で子供たちに読み聞かせたり、食器などの絵柄でおなじみだった。
　細い線・淡い色使い、動物の表情のとらえ方など女性らしい細やかさを感じさせる絵である。

　ポター役の女優は初めて見たが、初めて本を出版する事になった時の喜びの顔・出版者との結婚の申し出に、女性としてのときめきの表情。
　はにかんだ時の顔、パーっとした派手な表情ではなく、どこか照れくさそうでいて、内面からじわーっと湧き出てくる上品な表情。すべてが知的で素敵である。このような女優は初めてかもしれない。

　それとこの映画の素晴らしさは、少し前の時代のイギリス上流階級の生活と湖水地方の美しい風景。
スクリーンの大きい画面でたっぷりと堪能できて幸せだった。

ポターは本の印税で「ナショナル・トラスト」とともに、自然環境や農業、自然の美くしさを保護する運動に尽力する。その貢献により素晴らしい湖水地方が現在もそのままの姿で残っているという、映画はそのこともしっかりと語っていた。

　私はさっそくピーターラビットのお皿を買いましたよ。