ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

山羊の会(8)

2015年06月23日 18時11分32秒 | 山羊の話
さて、一泊二日の長~い、長~い旅。
旅はとっくに終わったのに、まだこのブログでは続いています。
もうそろそろみんな忘れた始めたころに、まだブログネタにしています。
いったいいつまで続くのだろう?と自分でも呆れています。

さて、水木しげるロードの散策も終わりいよいよ宿泊施設へ。
途中この米子には不似合いな(?)大きなスーパーによって氷やビールなどを仕入れ、
ひたすら宿泊施設へ。
途中さらに大きなイオンタウンがあった。
隣に座ってたスタッフの人の案内も熱を帯びてくる。
「大きいでしょう?!」
「うんうん、大きいね」・・・と相槌を打ちながら内心げらげら笑っていた。
(他に自慢するものはないのかな?)
鳥取というと砂丘と大山。
大山は岡山と共有しているので鳥取だけのものというと砂丘だけ。
砂丘・・・所詮たんなる砂。
砂だけが自慢だったのに、大きなイオンタウンができた。
熱がこもるの大いにわかる。

人口は60万だとか。
地元米子市の人口ではないよ。
鳥取県の人口だよ。
そのうえ米子市というと鳥取市が城下町だったのに対して商売の町だったらしい。
それで鳥取市の人からはきっと見下されてきたのだろう。
その上隣の松江市は城下町、それに独特の文化を持った都市。
それに島根には出雲大社もある。
きっと松江の人からも一段低く見られてきたのだろう。
そのうえ悔しいことに対岸の美保関。
ここはかって北前船が停泊した歴史のある港町。
古い灯台もあり日本海が一望できるとっても魅力的なところだけど、
間違いなく米子よりも田舎。
それで米子市民にとっては唯一上から目線で接することができるところ、
というか、かわいそうとか、かわいがってあげようとか、思えるところだった。
所がなんとこの美保関が松江市と合併してしまったのだ。
(この裏切り者!あんなにかわいがってあげたのに!!)
それで美保関の人からも見下されることになってしまった。
これは悔しい、これは惨め。
こんな屈折した思いがきっとイオン自慢になったのだろう。
そう、鳥取にはというか米子にはイオンタウンがある。
大きな大きなイオンタウンがある!!

今参院選の選挙区で県を超えて選挙区を見直そうという動きがある。
そうなると真っ先にその対象になるのは鳥取県だろう。
そしてそのうち県の合併ということになるだろう。
今でも1票の価値が最も高い県。
といえば聞こえはいいけど、人口が一番少ない県。
これからは隣の県に嫁入りしないとやっていけないだろう。
そのためにも高く売り込むためにも持参金は多いほどいい。
隣の県というと兵庫・岡山・広島・島根。
広島は接してる部分が少ないので兵庫・岡山・島根ということになる。
きっと常識的には島根と合併することになるのでは、と思うけど、
鳥取の人は京都や大阪や神戸に近いというだけで島根よりも都会と思っている。
他所から見たらどっちもどっちみたいに見えるけどね。

でもまあ兵庫はやめた方がいい。
兵庫は神戸・芦屋・西宮の京阪神地方と姫路を中心とする播磨地方、
豊岡を中心とする但馬地方、そして笹山を中心とする丹波地方・・・みんなバラバラだよ。
鳥取が一緒になってもこれらの地方に鳥取地方が増えるだけ。
あの斎藤道三さえもあまりのまとまりの悪さにあきれ果てて播磨地方を盗るのを断念して美濃を盗ったというくらいのところ。
そこで嫁に行くなら岡山か島根。
でも岡山だったら対等合併には程遠く身売りって感じになってしまう。
ここはやっぱり島根だね。
島根の人は鳥取とは文化が違う、もらってあげる、なんて思っているけど、
鳥取県人は島根よりも都会、砂が、いえいえ砂丘がある!
米子にはイオンタウンがある!
それで対等合併しよう!!
・・・ということになる。

それでイオンタウンに熱が入るのもよくわかる。
うんうん、すごいね、大きいね。
ここは素直に聞いておこう。
内心げらげら笑いながら・・・
コメント
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