昨日、昼前には雪も溶け、どうにかスノータイヤからノーマルタイヤ日和になったので、
よし、これなら行ける!と「音故館コンサート~長谷川萌子リサイタル」に行ってきた。
このコンサートの主催者・福島さんはSPレコード蒐集から始まって、
とっても高価な蓄音機2台を買い、地元の図書館や公民館などでSPレコードコンサートをボランティアで行い、
その上とうとう(悪乗りして?!)自宅に「音故館」という専用ホールを作った。
ここまでくるとまさにプロのアマチュア!ここに極まれり!
こんな生き方、いいね!
こんな生き方、してみたい!
というわけで今回は今までと違って、
前半は今までのSPレコードコンサート。
後半は地元出身のソプラノ歌手の長谷川萌子リサイタルだった。
前半のSPレコードコンサート・・・
SPレコードというと音が悪い!というイメージが強いけど、
高級な蓄音機で聞くととってもいい音が出る。
SPレコード特有の雨音も、雨の日に聞いてるように感じとっても落ち着き心地よい。
SPレコードの復刻版で聞くLPの雨音~単なる雑音!とはまったく違う。
今回のプログラムは後半のクラシックコンサートに合わせてクラシック曲がメーンだったけど、
その前に福島さんは、歌謡曲・三橋美智也をぜひ聴いてほしい、ということで2曲かけてくれたのだけどそれが実にいい!
とっても臨場感がある、とっても素晴らしい!
まるで三橋美智也がこのステージで歌っているようだった。
ついでながら、よけいながら、歌謡曲を聞くと、ついつい伴奏がなんとも気になる。
歌詞とはまったく関係ない、いかにもおざなりな、ただうるさいだけの伴奏。
きっと当時の歌謡曲の作曲者は安い手当で量産したんだろうなぁ~なんて思う。
でもそれもまた、時代を感じさせて面白かった。
・・・なんてことではなく曲目のこと。
印象に残ったのは・・・
・庭の千草(アデリーナ・パッティ)~今でも十分通用する。
・ファウストの「宝石の歌」(ジェラルディン・ファーラー)~テクニックを駆使した楽しい歌。
これまた今でも十分に通用するだろう。
・この道(奥田良三)~しっかりとした歌・・・でも時代を感じさせる歌だった。
今ではどうかなぁ~?
そして2部。
長谷川萌子さんはイタリアオペラやイタリア歌曲で育った人。
日本ではなぜかイタリアオペラとドイツオペラの対立というか派閥というか、そんなものがあるらしい・・・そんな気がする。
でもそんなこと聴く側にとってはどうでもいい。
実はSPレコードコンサート、今までも何度か行ったので、今度はまあいいかぁ~パス!
・・・と思ったけど、チラシにシューベルトの「春の信仰」があったので、とっても聞きたくなって、参加したのだった。
この歌はドイツの重苦しい「冬の旅」から喜び溢れる「美しき水車小屋の娘」の世界に移る、春の喜びを歌った歌。
どう歌うのだろう?
これはぜひ聴かねば!と思ったのだった。
曲目は。ヘンデル「リナルド」から「私を泣かせてください」、シューベルト「春の信仰」、シューマン「献呈」、山田耕筰「鐘が鳴ります」、「月の砂漠」、最後に「椿姫から」から「そはかの人か」
みなとっても良かった。
とりわけ「春の信仰」と「献呈」が。
「献呈」は去年のコンサートで聞いたので、「春の信仰」が特にいいと思った。
なんせシューベルト好きな人間なので・・・
これからもドイツ歌曲を期待しています。
それから岩崎さんのピアン独奏2曲、シューベルトの「楽興の時・3番」とアルベニスの「アストゥリアス」。
初めて聴いた「アストゥリアス」。
もう一度聞きたい!
岩崎さんはいつも聞いたことない曲を聴かせてくれるのでとっても楽しい!
日本のコンサート、日本のクラシック・ファン今でも200年も前の昔の曲を聴いて有難がってるけど、
もういい加減もっと新しい曲を聴いたらどう?
モッーツアルトやバートーベンやショッパンやブラームスや・・・
ねえねえ、毎回毎回、同じような曲を聞かされて退屈しない?
・・・とついつい思ってしまう。
まあすべて知らない曲だと客は入らないし、面白くないだろうけど、
せめてプログラムの半分は20世紀以降の作品にしたら?
とっても変な(?)ピアニスト、岩崎さんに毒されて、現代音楽へのチャレンジももっともっと期待しています。
それかからもちろんドイツ歌曲も。
リクエストいっぱいです!!!
よし、これなら行ける!と「音故館コンサート~長谷川萌子リサイタル」に行ってきた。
このコンサートの主催者・福島さんはSPレコード蒐集から始まって、
とっても高価な蓄音機2台を買い、地元の図書館や公民館などでSPレコードコンサートをボランティアで行い、
その上とうとう(悪乗りして?!)自宅に「音故館」という専用ホールを作った。
ここまでくるとまさにプロのアマチュア!ここに極まれり!
こんな生き方、いいね!
こんな生き方、してみたい!
というわけで今回は今までと違って、
前半は今までのSPレコードコンサート。
後半は地元出身のソプラノ歌手の長谷川萌子リサイタルだった。
前半のSPレコードコンサート・・・
SPレコードというと音が悪い!というイメージが強いけど、
高級な蓄音機で聞くととってもいい音が出る。
SPレコード特有の雨音も、雨の日に聞いてるように感じとっても落ち着き心地よい。
SPレコードの復刻版で聞くLPの雨音~単なる雑音!とはまったく違う。
今回のプログラムは後半のクラシックコンサートに合わせてクラシック曲がメーンだったけど、
その前に福島さんは、歌謡曲・三橋美智也をぜひ聴いてほしい、ということで2曲かけてくれたのだけどそれが実にいい!
とっても臨場感がある、とっても素晴らしい!
まるで三橋美智也がこのステージで歌っているようだった。
ついでながら、よけいながら、歌謡曲を聞くと、ついつい伴奏がなんとも気になる。
歌詞とはまったく関係ない、いかにもおざなりな、ただうるさいだけの伴奏。
きっと当時の歌謡曲の作曲者は安い手当で量産したんだろうなぁ~なんて思う。
でもそれもまた、時代を感じさせて面白かった。
・・・なんてことではなく曲目のこと。
印象に残ったのは・・・
・庭の千草(アデリーナ・パッティ)~今でも十分通用する。
・ファウストの「宝石の歌」(ジェラルディン・ファーラー)~テクニックを駆使した楽しい歌。
これまた今でも十分に通用するだろう。
・この道(奥田良三)~しっかりとした歌・・・でも時代を感じさせる歌だった。
今ではどうかなぁ~?
そして2部。
長谷川萌子さんはイタリアオペラやイタリア歌曲で育った人。
日本ではなぜかイタリアオペラとドイツオペラの対立というか派閥というか、そんなものがあるらしい・・・そんな気がする。
でもそんなこと聴く側にとってはどうでもいい。
実はSPレコードコンサート、今までも何度か行ったので、今度はまあいいかぁ~パス!
・・・と思ったけど、チラシにシューベルトの「春の信仰」があったので、とっても聞きたくなって、参加したのだった。
この歌はドイツの重苦しい「冬の旅」から喜び溢れる「美しき水車小屋の娘」の世界に移る、春の喜びを歌った歌。
どう歌うのだろう?
これはぜひ聴かねば!と思ったのだった。
曲目は。ヘンデル「リナルド」から「私を泣かせてください」、シューベルト「春の信仰」、シューマン「献呈」、山田耕筰「鐘が鳴ります」、「月の砂漠」、最後に「椿姫から」から「そはかの人か」
みなとっても良かった。
とりわけ「春の信仰」と「献呈」が。
「献呈」は去年のコンサートで聞いたので、「春の信仰」が特にいいと思った。
なんせシューベルト好きな人間なので・・・
これからもドイツ歌曲を期待しています。
それから岩崎さんのピアン独奏2曲、シューベルトの「楽興の時・3番」とアルベニスの「アストゥリアス」。
初めて聴いた「アストゥリアス」。
もう一度聞きたい!
岩崎さんはいつも聞いたことない曲を聴かせてくれるのでとっても楽しい!
日本のコンサート、日本のクラシック・ファン今でも200年も前の昔の曲を聴いて有難がってるけど、
もういい加減もっと新しい曲を聴いたらどう?
モッーツアルトやバートーベンやショッパンやブラームスや・・・
ねえねえ、毎回毎回、同じような曲を聞かされて退屈しない?
・・・とついつい思ってしまう。
まあすべて知らない曲だと客は入らないし、面白くないだろうけど、
せめてプログラムの半分は20世紀以降の作品にしたら?
とっても変な(?)ピアニスト、岩崎さんに毒されて、現代音楽へのチャレンジももっともっと期待しています。
それかからもちろんドイツ歌曲も。
リクエストいっぱいです!!!