玉子かけご飯、好きだけど、かといって、そんなに特別好きというわけではない。
これだけじゃ、なんか物足りないというか、なんか欠けているというか・・・
それで塩昆布とか漬物とかに頼ることになる。
本当は個人的にはこれを料理として認めてほしいところだけど、
・・・なんせ料理は苦手なのでいつも食べるだけ、
家内からぶつぶつ言われながらも、いつも食べるだけ。
でも独身時代は自炊もしていた。
その中の乏しいレパートリのひとつが卵かけご飯だった。
他に卵料理といえば目玉焼きとゆで卵。
玉子焼きは苦手でほとんどしたことはなかった。
まして親子丼ぶりなんて無理!無理!!無理!!!
あのどろ~っとした卵がまったくできなかった。
他に料理という・・・何ができたかなぁ~
そうそう餃子。
これはよくやった。
冷凍餃子をフライパンで焼く。
これは得意料理だった。
それから魚料理。
魚は好きなのでよく作った。
イワシのかば焼きとかサバの味噌煮とか。
缶詰を買ってきて、缶を開けそのままおかずとして食べたり、
ご飯の上にのせて食べたり・・・
しかしこれじゃいかん!と、
唯一料理らしい料理、カレーやシチューも時々作った。
これはなかなか良い出来だった。
そして鶏のから揚げ。
これは得意料理、よく作った。
それから、そうそう!みそ汁。
これ何度か作ったけど、これがまったくどうしようもないでき!
水を沸かして味噌と具を入れたらみそ汁になるとばかり思ってたけど、
昆布や鰹節などの出汁をとってから味噌を入れるなんて、まったく知らなかった。
それでお湯に味噌を入れただけの味噌汁・・・
不味~~~い!!
卵かけご飯は嫌いじゃない、でも滅茶苦茶好き・・・というわけでもない。
まして市販の卵で卵かけご飯・・・あまり食べる気はしない。
無精卵の卵は単なる食材。
でも我が家の卵は有精卵。
有精卵は命。
命を有難くいただいている。
そして時々は抱かせて・・・というか抱いている以外のおこぼれの卵を、頂いているのだけど・・・
これがきっと本当の自然。
鶏はなにも人間に食べさせるために卵を産んでるんじゃない。
何日間か産んだ後それを抱いて孵す。
そのために卵を産んでいるのだよ。
ところが産卵用に品種改良された鶏は抱かないでただただ産むだけ。
たまに先祖返りして、抱く鶏がいると、たちまち「役立たず!」とばかり殺されてしまう。
そんな卵をみんな食べてるんだよ。
いえいえこんな話じゃなかったな。
卵かけご飯の話だった。
卵かけご飯、嫌いじゃないけどそれだけじゃなんか物足りない。
でも、いろいろ手をかけたら、ますます本来の卵かけご飯から遠ざかる。
普通の醤油でなく卵かけご飯用の醤油があるけど、
これをかけると本来の卵の味が遠ざかる。
卵かけご飯用の醤油の味だけになってくる。
そこで・・・冷凍生卵かけご飯を食べてみた。
これがすごくいい!
本来の卵の味が凝縮されている。
それに作るのも簡単。
生卵を冷凍するだけ。
食べるときはちょっと表面を解凍して、殻を割りご飯の上に乗せるだけ!
後は適当に醤油をかけて食べるだけ!
とっても美味かったよ。
今までの卵かけご飯の中では最高!
特に夏にお勧め!!