田舎暮らしを始めてもう17年。
玄関先にある杉の木、ずいぶん大きくなった。
もう一本の、同じく大きくなったマキの木とともに我が家のシンボルツリー。
この2本の木のために日当たりが悪く、もし台風で倒れたら家が壊されてしまうかもしれない。
自分で伐るという手もないわけではないけど、
そこが素人の悲しさ。
どこに倒れるかわからに。
家の方に倒れたら大変!
かといって電線や電話線や電柱、電話柱に倒れて、壊してしまったら・・・
弁償が大変だろうなぁ~
というわけで、自力で倒そうという無謀な試みはすぐの放棄して、
森林組合の人にいくらかかるか聞いてみたら、2本+そのほかの不要な3本ほども木の伐採も含めて15万だとか。
やっぱりなぁ~~。
う~~~ん、ほぼ予期していた値段だ。
2本だけでも15万以上かかるかもしれないと思っていたので、
そのほかの木の伐採もサービスしてくれるというし、
それに伐った木はストーブの薪に使いたいと言ったら30㎝くらいに伐ってくれるという。
これなら断然お得じゃない?
でもねえ~やっぱり悩む。
今まで17年ももったのだから・・・
それに生きてる木を伐るのもなんとも気が進まない。
それに防風林の役割もしているし・・・
枯れ葉は七輪の焚き付け用に使えるし・・・
それにね、杉や檜、みんな風に弱いと思っていない?
それならどうしてあんなに毎年強い台風がやってくる屋久島で、なんで縄文杉が生きている?
それならどうしてあんなに毎年強い台風がやってくる屋久島で、なんで縄文杉が生きている?
とっくに台風で倒れていてもいはずだよね。
実は針葉樹は台風の弱いわけじゃない。
松なんてとっても厳しい環境をじっとじっと耐えて生きているよ。
実はね針葉樹が台風に弱いのではなくて、植林した気が台風に弱いだけなんだよ。
苗木を育て植林するとき、親根を切る。
親根を伐らないと土をとっても深く掘らないといけなくなるから・・・
それで、しっかり土に根を張る親根を切って植えるから、
根が浅くなり風に弱くなる。
しかしまあ、そんなことは置いといて、
そんなわけで伐るのは見合わせることにした。
そして日当たりの邪魔になっている枝をはしごいっぱい手が届くところまで、
枝を伐り落とした。
少し明るくなった。
そうこれからもずっと・・・
あるいはしばらく様子を見ながら・・・
この杉の木とこれからも、きっと付き合っていくだろう。