12/23 カレンダーの話
2年くらい前、100円ショップにカレンダーがあって感激した話を投稿した。
昔は暮になるとカレンダーが山ほど集まった。
それが今はカレンダーって配らないらしい。
100円ショップで偶然にみつけるまで、私は数千円を払って好きなカレンダーを
買っていた。
100円ショップには「これ、好き!」というのはない。
数字がはっきり見えればいいとする。
それに今のところは台所と部屋がひとつだからカレンダーをかける
スペースがない。
絵すらかける場所が少なくて、パリで買ったCamille Hilaireの絵は
台所にかけてある。
まだパリにいたころ、日本から送られてくるカレンダーで富士山などの
風景がついているカレンダーを隣人にあげた。
そうしたら「きれいだけど、台所にしか置けない」と言われたのだ。
フランスには暮になると郵便配達人とか、ゴミ回収の人たちが帳簿をもって
お年玉をもらいに一軒一軒回ってくる。
そのとき、郵便局のカレンダーをもってくるのだ。
そこには色々な情報がついている。
学校の地方別の休暇の時期とか、パリの地下鉄・バスの路線図とか、
そしてここに、請求書のこういうのは10年保存しなければいけない
とかも記載されているのだ。
私はこのカレンダーを欲しがっている友人に送るために
200フランくらい渡して数枚もらった。
受け取った一人が誰かに無料だと聞いたらしく、私に皮肉った。
ただと言った人はお年玉をあげもせずにカレンダーを受けっとったのだ。
お年玉は最低10フランは上げるのが普通。
国によって慣習が異なる。
わずかな金額だけど、感謝の心づけなのだ。
さらに言えば、税金の申告はここに担当者にアポを取って帳簿とレシートを
もって行く。 帳簿と言っても普通のノートに日々の出費を書いておく程度だ。
あとは税務署の担当と一緒に税金の申告書を書くのだ。
友人の一人は家計簿ももって行くと言った。
そいうとき、許されるのはチョコレートを一箱担当員にプレゼントすることだ。
信じられないでしょ?