9/15 先生の口のききかた 岡本さんに零点を言った先生で思い出した
昨日、9/14 こしのじゅんこ 岡本さんを零点にした教師は無知、ただ無知
を書いて思い出した。
フランスではやる気をなくすようなことを言ってはいけないと、誰でもいう。
岡本さんが片や満点をつける先生がいたからいいものの、
零点はないでしょと聞いていて思った。
先生の口のきき方というのは、すごくデリケートで
だからこそ教授法を言うのを学ぶのだ。
私は中学1年だった。
図画の先生は東京芸術大学を出たての若い女性で、
将来私も芸大に行きたいと思っていたので、憧れの存在だった。
それは1学期に起こった。
たぶん中間テストか期末テストの終わった時だったのだろう。
なぜかその先生は私に
ペーパーはいいのだけど、絵が駄目なのよねと
全クラスのいる前で言ったのだ。だろう。
私は無声だったけど、どんなにショックだったことか。
今なら率直に突っ込む。
でも当時はそんな勇気はなかった。
それに追い打ちをかけたのがスライドで見たダリの記憶の残骸の絵だった。
無理、どう努力いても私には無理。
こうして中一にして私は芸大への夢の道を金輪際捨ててしまったのだ。
でもあの先生は常に私の反応を観察していた。
絵が駄目と言えたのは、私の絵が記憶に残っていたからなのに、
私はなんでそんなことが言えるの?と先生に聞くことは思いつかなかった。
どこがアカンのや?と聞くべきだった。
岡本さんは高三のときに彼の声に注目してくれた先生に出会った。
短期間で声・歌に進む準備ができたということは
彼に才能があったからなんだけど。
実は母も絵に進みたかった。
私が絵を習いたいと言ったとき、
才能が本当にあるなら、習わなくてもできると答えて
習わせてもらえなかった。
でも岡本さんを聞いていると
母は正しかった?と今更ながら思っているのだけど。
岡本さん、どう思われますか?