4/17 林先生 家康の都市建設
家康が関東地方をもらったとき、関東地方は湿地帯で人の住めるような状態ではなかったとか。
大きな川が何本かある。
さらに小さい無数の川。
家康は大きな川の1本の方向を90度転換させることで、もう1本の大きな川、利根川につないだ。
小さい川は運河にして、人間が使えるようにした。
飲み水だけど、利根川からと思ったら、井の頭の湧水だった。
そして木製の水道管を地下に通した。
家康はどこからこういうアイディアをもったのだろう?
当時江戸城のもとになる城?はすでにあったそうだ。
しかし、東京湾は城のすぐ下まで来ていた。
それを埋め立てた。
砂利とか通常のもののほかに江戸の住民の出す生活ゴミを埋め立てに利用した。
林先生は東大の歴史の先生と格闘した。
これらはどれも林先生に出された質問の回答だ。
写真はない。
でも、家康のなしたこの都市計画と建設にすごく感動した。
家康はいわば行政だ。
私は今民間の建築会社、プロモーターなどがやっている町作りに反対なのだ。
いくつもの民間企業が入っていて、
それぞれの発想の中で町作りをしているわけだ。
日本の行政がなぜ都市建設を民間に任せているのか私にはわからない。
その結果が町並みのチグハグなのだ。
それとも行政は民間企業の中に入って、規制とか根本的な指導でもしているのだろうか?
都市計画というのは国民の生活と、日本を内外に示す機会なのだから、
思いつきで何十年か一度、立て直してというものではない。
先週だったか新宿にバスターミナルとか、新しい地域が出来上がったけど、
あれも民間まかせだったのだろうか?
新宿は私の苦手な街だ。
それは高層ビルだけあって、見通しの悪い町並みと、思い思いの看板とか、
とにかく下でみていたら、お世辞にも美しいとは言えない町なのだ。
ヨーロッパを旅行してみて、
パリは美しい、美しく作られた町だとしん底思った。
フランス人がフランスでは考えられない(町並みの醜さ)と言ったのが忘れられない。