
ただちょっと問題がね。この航空会社を利用して、先月末にイギリスからスペインに帰ってきたのだが、3度目の正直でやっとスペインにたどりついた。最初に乗った飛行機はパリ近辺に来たところで故障が見つかり、イギリスにとんぼ返り。30分後にジュネーブから到着する飛行機があるというので、それに乗り換える。こうして、予定の出発時刻より2時間半遅れて、再び出発。またもやパリ付近まで来たところで、今度は離着陸用の車輪が引っ込まないということでまたイギリスに戻る。幸い、車輪は下がったままだったので、無事に着陸した。これが逆だったら、胴体着陸というとても怖い経験になっただろう。
この間、一人の女性が飛行機の中ではややパニック気味だったようだが、全般的に乗客は落ち着いていた。地上職員や客室乗務員の要領を得ない対応にも、冷静にふるまっている。たまにはジョークも出る。このへんがイギリス人のいいところだと思う。
こうしてその晩はほかに乗り換えられる飛行機もなくなってしまったので(夜10時過ぎに2便が予定されていたが、そのうちの1便は最初に乗るはずだった飛行機が引き返してくる便だったので欠航になっていた)、空港近くのホテルに泊まった。空港・ホテル間の移動とホテル代は航空会社もちである。ホテルも海に面した大きな部屋でなかなか満足。でも、翌朝6時45分の便に乗るために朝4時半起きだったので、真っ暗でせっかくの風景を楽しめる機会はなかった。
翌朝はどこかから調達してきた飛行機で出発。今度は無事にスペインまで飛んだ。ここまでたどり着くのにずいぶんかかったけど、事故に遭うよりずっとましだっただろう。2つの飛行機が立て続けに故障するなんてことはめったにないので(あったら困るが)、航空会社の対応に時間がかかったが、できる限りのことはしてくれたということで、乗客もまずまず航空会社には満足だったようだ(一人を除いてね。どこにもこういう愚痴の多い人はいるらしい)。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます