忘らるる 身をば思はず 誓ひてし
人の命の 惜しくもあるかな 右近
(忘れ去られる私自身のことは何とも思わない。ただ、いつまでも愛すると
かつて神に誓ったあの人が、命を落とすことになるのが惜しまれて
ならないことよ・・。)
自分を捨てた男への諦めがたい恋の執着。
人の命の 惜しくもあるかな 右近
(忘れ去られる私自身のことは何とも思わない。ただ、いつまでも愛すると
かつて神に誓ったあの人が、命を落とすことになるのが惜しまれて
ならないことよ・・。)
自分を捨てた男への諦めがたい恋の執着。
源氏物語の男君たち。
第2回、解説は瀬戸内寂聴さん。
17歳になった光源氏は、容貌も美しく文武に優れまさに華麗な恋の遍歴を繰り返す。しかし本命は、母親の桐壺にそっくりな藤壺なのである。
ついに女たらし?の才能にも恵めれた光源氏は、藤壺の寝所へ・・。
紫式部は、あえて逢瀬の描写をさけて書いているが、作家の瀬戸内さんは
やはり書いてくださった。
やがて藤壺は光源氏の子を授かるが桐壺帝は、自分の子であることを信じている。たぶん演技・・。恋の醍醐味は秘め事です。
方角が悪いとき「方違え」といって受領の家に泊まる場合があるらしいのですが
そこで空蝉に出会う。空蝉は、自分の身分が低いので光源氏に気安く近寄られたといって拒む。たとえ身分が低くともプライドは高いのである。
たぶん、この時代の女性は紫式部を含めてプライドは高い人が多かったのだろうと思う。次回を楽しみに拝見させていただきます。
第2回、解説は瀬戸内寂聴さん。
17歳になった光源氏は、容貌も美しく文武に優れまさに華麗な恋の遍歴を繰り返す。しかし本命は、母親の桐壺にそっくりな藤壺なのである。
ついに女たらし?の才能にも恵めれた光源氏は、藤壺の寝所へ・・。
紫式部は、あえて逢瀬の描写をさけて書いているが、作家の瀬戸内さんは
やはり書いてくださった。
やがて藤壺は光源氏の子を授かるが桐壺帝は、自分の子であることを信じている。たぶん演技・・。恋の醍醐味は秘め事です。
方角が悪いとき「方違え」といって受領の家に泊まる場合があるらしいのですが
そこで空蝉に出会う。空蝉は、自分の身分が低いので光源氏に気安く近寄られたといって拒む。たとえ身分が低くともプライドは高いのである。
たぶん、この時代の女性は紫式部を含めてプライドは高い人が多かったのだろうと思う。次回を楽しみに拝見させていただきます。
白露に 風の吹きしく 秋の野は
つらぬきとめぬ 玉ぞ散りける 文屋朝康
(白露に風がしきりに吹いている秋の野は、緒(ひも)で貫きとめていない玉が
散り乱れていたのだったよ・・。)
風に吹き散らされる秋の野の一面の白露の美しさ。
つらぬきとめぬ 玉ぞ散りける 文屋朝康
(白露に風がしきりに吹いている秋の野は、緒(ひも)で貫きとめていない玉が
散り乱れていたのだったよ・・。)
風に吹き散らされる秋の野の一面の白露の美しさ。
夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを
雲のいづこに 月やどるらむ 清原深養父
(夏の夜は、まだ宵のままと思っているうちに明けてしまったので
いったい雲のどのあたりに月は宿をとっているのであろうか・・。)
夏の短い夜に見えなくなる月を惜しむ。
雲のいづこに 月やどるらむ 清原深養父
(夏の夜は、まだ宵のままと思っているうちに明けてしまったので
いったい雲のどのあたりに月は宿をとっているのであろうか・・。)
夏の短い夜に見えなくなる月を惜しむ。
見わたせば柳桜をこきまぜて・・・と古今集にあるようです。
街の中にもこのような風情のある風景があります。
桜と柳の組み合わせがとても気に入ったので撮影しました。
今日は、結婚記念日なのでどこかしら特別な想いがあります。
夫と暮らしていろいろなことを勉強しました。
喜びも哀しみも・・。
夫の鷹揚な性格に感謝しています。
お互いにめぐり会えて良かったということにいたしましょう。(笑)
イチゴのパンナコッタです。