水曜日のお昼休み。
隣の席のO村さん(男子 40代前半)が鞄からピンクの蓋の小さめのタッパーを取りだした。
普段お弁当なんて絶対に持参して来ないO村さんが、なにやら赤い実が入っているタッパーなんぞ出すもんだから、気になって仕方がない私。
「いやぁ、これね、プチトマトですわ。」
「あぁああ 家の?」
「そーそー」
そう言えば先日O村さんが、家の庭に去年から植えたプチトマトが今年は大豊作で食べきれない・・・みたいな事を言ってた事を思い出した。
「むっちゃくちゃ生るもんだら、嫁さんに食べきれないからタッパーに入れて持ってって、って言われちゃって。ピンクのタッパー持参させられました。こうでもしないと、マジで食べきれないんですよね」
「ほぉー いいじゃないですかぁ。朝のもぎ立てで美味しいでしょうねぇ」
と、二人で話してる所に、例によってO村さんの背中合わせに座っているI田嬢が割り込んできた。
「実は私もさっきから気になってたんですよぉー。なぁにぃ?お家でプチトマト育ててるんだぁ~ うわぁ~いっぱい入ってるうぅう すごいねぇ~」
椅子ごとこちらに移動し、O村さんのタッパーを覗き込むI田嬢。
「うわぁああ 真っ赤だぁ~ 朝の摘み立てトマトだぁあああ」
出たよ・・・クネクネ。
出ました出ました。80年代アイドルを彷彿とさせるぶりっ子しゃべり。
(幾つやねんっての(笑))
こーなると私は大概すぅーーっと会話から撤収。
クネクネアイドル喋りになんぞ付き合ってられないのである。
O村さんが今年は豊作すぎて夫婦二人じゃ食べきれないくらい毎日トマトが生るんです・・・みたいな説明をし、それを大きく肯きフムフムと聞くI田嬢。
「この暑さでもりもり実が生るんですよね。この調子だと毎日昼用に持たされそうですよ」
「ええええ それは飽きちゃうんじゃないのぉおお?? それ大変だわぁああ」
大変だわぁ~ ってプチトマト食べるくらい大変でもないだろってのよ。
なにおそんなにフムフムと大袈裟にうなずいてるねん っての。
私は完全に無視し、朝コンビニで買って来たおにぎりを食べながらスマホをサクサク動かしていると・・・・
次のI田嬢のセリフにギョッとした。
「O村さん、そんなにお困りなら、私がもらってあげましょうか?」
ぇ・・・えぇええええ?!
も、貰ってあげましょうか だとぉおおおおお??
貰ってあげるって・・・おかしくないか?
「わけて欲しいなぁああ」じゃないのか?
なんだよそのもらう側が恩着せがましいってなんでなん?明らかにおかしいだろ(笑)
「よかったら持って来ていいですよ。そんなトマトばっかり食べらんないでしょうから。袋一杯持って来てくれれば私が持って帰ってあげますよ。人助けだわぁこれ」
は・・・はぁああ?
どーゆー感覚しとんじゃ。怖いわああぁああ。
さすがに苦笑いのO村さん。
なんて返していいか複雑な表情のO村さんに対し、I田嬢は「いい事を提案してあげた」感満載の表情。
I田嬢恐るべしやな(笑)
「ほんとに遠慮しないで持って来てくれていいですよ。私が全部引き取ってあげますから。家は家族も多いしトマトなんてあっという間に食べちゃうもの。いっぱいあっても平気だから」
絶対に日本語変や!ちゅーの。
その後・・・
しつこく言われたO村さんだが、遠慮(?)してか、未だ持参して来ていない(笑)
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隣の席のO村さん(男子 40代前半)が鞄からピンクの蓋の小さめのタッパーを取りだした。
普段お弁当なんて絶対に持参して来ないO村さんが、なにやら赤い実が入っているタッパーなんぞ出すもんだから、気になって仕方がない私。
「いやぁ、これね、プチトマトですわ。」
「あぁああ 家の?」
「そーそー」
そう言えば先日O村さんが、家の庭に去年から植えたプチトマトが今年は大豊作で食べきれない・・・みたいな事を言ってた事を思い出した。
「むっちゃくちゃ生るもんだら、嫁さんに食べきれないからタッパーに入れて持ってって、って言われちゃって。ピンクのタッパー持参させられました。こうでもしないと、マジで食べきれないんですよね」
「ほぉー いいじゃないですかぁ。朝のもぎ立てで美味しいでしょうねぇ」
と、二人で話してる所に、例によってO村さんの背中合わせに座っているI田嬢が割り込んできた。
「実は私もさっきから気になってたんですよぉー。なぁにぃ?お家でプチトマト育ててるんだぁ~ うわぁ~いっぱい入ってるうぅう すごいねぇ~」
椅子ごとこちらに移動し、O村さんのタッパーを覗き込むI田嬢。
「うわぁああ 真っ赤だぁ~ 朝の摘み立てトマトだぁあああ」
出たよ・・・クネクネ。
出ました出ました。80年代アイドルを彷彿とさせるぶりっ子しゃべり。
(幾つやねんっての(笑))
こーなると私は大概すぅーーっと会話から撤収。
クネクネアイドル喋りになんぞ付き合ってられないのである。
O村さんが今年は豊作すぎて夫婦二人じゃ食べきれないくらい毎日トマトが生るんです・・・みたいな説明をし、それを大きく肯きフムフムと聞くI田嬢。
「この暑さでもりもり実が生るんですよね。この調子だと毎日昼用に持たされそうですよ」
「ええええ それは飽きちゃうんじゃないのぉおお?? それ大変だわぁああ」
大変だわぁ~ ってプチトマト食べるくらい大変でもないだろってのよ。
なにおそんなにフムフムと大袈裟にうなずいてるねん っての。
私は完全に無視し、朝コンビニで買って来たおにぎりを食べながらスマホをサクサク動かしていると・・・・
次のI田嬢のセリフにギョッとした。
「O村さん、そんなにお困りなら、私がもらってあげましょうか?」
ぇ・・・えぇええええ?!
も、貰ってあげましょうか だとぉおおおおお??
貰ってあげるって・・・おかしくないか?
「わけて欲しいなぁああ」じゃないのか?
なんだよそのもらう側が恩着せがましいってなんでなん?明らかにおかしいだろ(笑)
「よかったら持って来ていいですよ。そんなトマトばっかり食べらんないでしょうから。袋一杯持って来てくれれば私が持って帰ってあげますよ。人助けだわぁこれ」
は・・・はぁああ?
どーゆー感覚しとんじゃ。怖いわああぁああ。
さすがに苦笑いのO村さん。
なんて返していいか複雑な表情のO村さんに対し、I田嬢は「いい事を提案してあげた」感満載の表情。
I田嬢恐るべしやな(笑)
「ほんとに遠慮しないで持って来てくれていいですよ。私が全部引き取ってあげますから。家は家族も多いしトマトなんてあっという間に食べちゃうもの。いっぱいあっても平気だから」
絶対に日本語変や!ちゅーの。
その後・・・
しつこく言われたO村さんだが、遠慮(?)してか、未だ持参して来ていない(笑)
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