先日の事。
会社帰りに旦那に迎えに来てもらったのだが、家に帰っても冷蔵庫は何もないし、どこかで食べてく? となりまして・・・。
毎度毎度の事なのだが、んじゃぁ何食べるよって事になるとこれがなかなか決まらない。
回転すしだの、天下一品だの、讃岐うどんだの、サイゼリヤだのあれやこれやと出るものの、どれも今ひとつピンとこない。
まぁ、外食し過ぎって事なんですけどねぇ。
どこぞの高級店にでも入るってんならすぐに決まりますが、家計費の中からそんな贅沢はしてられないわけでして、だからこそ決まらないわけです。
すると、普段あまり意見を言わない旦那が急に
「俺あれが食べたい!今夜はお前が嫌って言ってもあれにする!」
などと勢い込んで言い出した。
「あれって何よ」
「お好み焼き!今夜はお好み焼きにする!」
「ええええええええええ」
不満を言ってもしょうがない。
どーーーしても行きたいらしい旦那に譲る事にしたのである。
ま、今夜ぐらいはいいけどさぁ、マジでさぁ~お好み焼きって気が進まないわぁ~
嫌いとかそういう事ではなく、お好み焼き屋さんってさ、外食したって言う気分になれないんだもん。
だって、自分で焼くんだよ?なんで外で食べるのに自分で焼かんとあかんねんってのよ。
作るっていう手間から解放されるのが外食の醍醐味ジャン?
なんで男ってそういう事を理解できないんかねぇ~。
大阪の本場でお好み焼き屋に入った時、「うっそマジで?店員さんが焼いてくれるわけ?」ってのにすっごい感動した私。
よって、名古屋地区にも進出して来てる「風月」であれば話は別。
風月ならばお好み焼きは大歓迎!
だけどさぁ、それ以外の東海地区のお店はやだ。自分で焼かなくちゃいけない場合が多いんだもん。
などとブツブツと心の中でつぶやく私(笑)
席に付き、一応店員のお姉さんに確認してみる。
「あの・・・やっぱり自分で焼くシステムですかねぇ・・・?」
「はい!当店はすべてお客様ご自身で焼いていただく事になっております!」
はいはいはい わーーったよ。やきゃあいいんでしょ やきゃあ。
調理する手間がないので、こういったお店はオーダーした物が出て来るのが超早い。
焼きそば、鉄板焼き用ウィンナー、焼き野菜、そしてメインのお好み焼き。
こうなりゃやけくそ。次から次へとサクサク焼いたろうじゃないか!
私がむっちゃ手際よくこなしている様を感心したように見つめる旦那。
「なんだか悪いねぇ~ こういうの苦手なのに」
「??? は? 苦手? なにが・・・?」
「いやいやいや いいから。集中力出して。手元が狂うといけないだろ?」
「・・・・へ? なにが?」
「いーからいーから。焼くのに集中して」
??? なにお言ってるんだこの人は。はてなマーク連発なのだが、ま、えっか。
とにかく一通り焼いちゃおーーーっと。
焼きウィンナーと焼き野菜を鉄板半分で焼き、もう半分で塩焼きそばをチャチャっと作り、手際よく小皿に分ける。(勿論お好み焼き返しである特大ヘラを使ってである)
「おぉおおお すごいなぁ。うまそぉーーー」
焼きそばごときでそのように喜ばれましても・・・って事なのだが、何故か妙に感動する旦那。
「あーたそんなに焼きそば好きだったっけ?家で作ってもそんなに感動しないじゃないよ」
「鉄板で焼くってのが良いンジャン!お前が嫌がるからお好み焼きやってなかなか来れないからさぁ、今日は嬉しいわぁ~」
「へぇ~ そんなに好きだったとは知らんかったわ」
焼きそばが食べ終わる頃に仕込んでおいたお好み焼き。
そろそろひっくり返す頃である。
「そろそろかな・・・さて・・」
と、私が特大ヘラを両手に持ち、お好み焼きをひっくり返すべくシュワッとヘラを滑り込ませると・・・・
「おいおいおい!慎重にな!頑張れ!」
「はい?? なにおそんなマジで応援してんのよ(笑)」
「うわぁああ アカンアカンアカン。そんなしゃべりながらお前・・・だ・・・だいじょうぶ・・・あああああああ!!」
「はぁあ? なに??(笑)」
私が妙に焦りまくる旦那の顔を見ながら片手間にお好み焼きをシュワッとひっくり返すと・・・
「うっわぁああああ なに!お前、すんげーうまいじゃん!!」
「は?」
「はじゃないし!お、お前、今、簡単にひっくり返したジャン?て言うか、下手じゃないじゃん???」
「は・・・はぁあああ??」
「すんごい綺麗にひっくり返ってるじゃん?し、失敗してね―じゃん??なんで?」
「なんでって・・・なに?」
「なにじゃないよ。おまえ、お好み焼きひっくり返すの苦手なんじゃなかったの??」
「は・・・はぁあああああああ??」
「お・・・俺はてっきりお前はひっくり返すの苦手だと思い込んで・・・だから、お好み焼き屋は嫌だって言ってるんだとばっかり・・・・」
「・・・あの、私、苦手だなんて言った事ないですけど?」
「・・・・むぅうう・・・確かに。言った事ないわ」
「何を勘違いしてたのよ。だからさっきから訳の分かんない事言ってたわけ??」
「そそそそ!だって、変に邪魔して集中力欠いてもいけないと思って・・・」
「あほか!て言うか、私をどんな女だと思ってたわけぇ?」
「いやあの・・・お好み焼きひっくり返せない女だと思ってました」
「あほか!どんだけ一緒に居るんだよ!」
「いやぁああ ビックリしたわぁあ お前がこんなに上手にひっくり返せる女だとは・・・マジでおどろいたわぁ。」
ていうか・・・この人は私の何を見て来てたのだ(笑)
凝った料理はできないけれど、それなりに一応家庭料理全般作れる女が、お好み焼きひっくり返すのが苦手ってないだろ。
外食した感が味わえないから嫌だったわけで、ひっくり返せないから嫌だなんて、なんでその発想になるわけよ。
よくよく考えたら・・・そう言えば私達って、焼いてくれる方式のお店には何度も行ったけれど、自分で焼く方式のお店には入った事なかったような気がする。
たまにどちらでもいけますってお店の場合は迷わず「焼いて持って来てください!」と頼んでいた。
そんな私の姿を見てたから?
いやいやいや それにしてもだな・・・いくらなんでもおかしいだろ!
全く男なんてもんは、自分勝手な妄想をする生き物である。
帰り道。妙に上機嫌の旦那。
「おっし。我が家もあれ買うか」
「あれって何よ」
「ホットプレートだよ。お前がひっくり返すの苦手じゃないって分かったから、ホットプレートあったら家でもお好み焼き食べれるジャン?」
「・・・・・・・」
そ・・・そんな理由であーたは、過去に何度となく私が「買わない?」と提案したのを却下してたんか!
それを念のため突っ込むと・・・
「だってさぁー ホットプレートって、焼肉とかは勿論だけど、お好み焼きを焼くためでもあるじゃん?」
「知らんわそんな事!」
てか私・・・・やっぱお好み焼きは焼くの嫌いです(笑)
焼いてもらったもんを食いたいのじゃ!

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会社帰りに旦那に迎えに来てもらったのだが、家に帰っても冷蔵庫は何もないし、どこかで食べてく? となりまして・・・。
毎度毎度の事なのだが、んじゃぁ何食べるよって事になるとこれがなかなか決まらない。
回転すしだの、天下一品だの、讃岐うどんだの、サイゼリヤだのあれやこれやと出るものの、どれも今ひとつピンとこない。
まぁ、外食し過ぎって事なんですけどねぇ。
どこぞの高級店にでも入るってんならすぐに決まりますが、家計費の中からそんな贅沢はしてられないわけでして、だからこそ決まらないわけです。
すると、普段あまり意見を言わない旦那が急に
「俺あれが食べたい!今夜はお前が嫌って言ってもあれにする!」
などと勢い込んで言い出した。
「あれって何よ」
「お好み焼き!今夜はお好み焼きにする!」
「ええええええええええ」
不満を言ってもしょうがない。
どーーーしても行きたいらしい旦那に譲る事にしたのである。
ま、今夜ぐらいはいいけどさぁ、マジでさぁ~お好み焼きって気が進まないわぁ~
嫌いとかそういう事ではなく、お好み焼き屋さんってさ、外食したって言う気分になれないんだもん。
だって、自分で焼くんだよ?なんで外で食べるのに自分で焼かんとあかんねんってのよ。
作るっていう手間から解放されるのが外食の醍醐味ジャン?
なんで男ってそういう事を理解できないんかねぇ~。
大阪の本場でお好み焼き屋に入った時、「うっそマジで?店員さんが焼いてくれるわけ?」ってのにすっごい感動した私。
よって、名古屋地区にも進出して来てる「風月」であれば話は別。
風月ならばお好み焼きは大歓迎!
だけどさぁ、それ以外の東海地区のお店はやだ。自分で焼かなくちゃいけない場合が多いんだもん。
などとブツブツと心の中でつぶやく私(笑)
席に付き、一応店員のお姉さんに確認してみる。
「あの・・・やっぱり自分で焼くシステムですかねぇ・・・?」
「はい!当店はすべてお客様ご自身で焼いていただく事になっております!」
はいはいはい わーーったよ。やきゃあいいんでしょ やきゃあ。
調理する手間がないので、こういったお店はオーダーした物が出て来るのが超早い。
焼きそば、鉄板焼き用ウィンナー、焼き野菜、そしてメインのお好み焼き。
こうなりゃやけくそ。次から次へとサクサク焼いたろうじゃないか!
私がむっちゃ手際よくこなしている様を感心したように見つめる旦那。
「なんだか悪いねぇ~ こういうの苦手なのに」
「??? は? 苦手? なにが・・・?」
「いやいやいや いいから。集中力出して。手元が狂うといけないだろ?」
「・・・・へ? なにが?」
「いーからいーから。焼くのに集中して」
??? なにお言ってるんだこの人は。はてなマーク連発なのだが、ま、えっか。
とにかく一通り焼いちゃおーーーっと。
焼きウィンナーと焼き野菜を鉄板半分で焼き、もう半分で塩焼きそばをチャチャっと作り、手際よく小皿に分ける。(勿論お好み焼き返しである特大ヘラを使ってである)
「おぉおおお すごいなぁ。うまそぉーーー」
焼きそばごときでそのように喜ばれましても・・・って事なのだが、何故か妙に感動する旦那。
「あーたそんなに焼きそば好きだったっけ?家で作ってもそんなに感動しないじゃないよ」
「鉄板で焼くってのが良いンジャン!お前が嫌がるからお好み焼きやってなかなか来れないからさぁ、今日は嬉しいわぁ~」
「へぇ~ そんなに好きだったとは知らんかったわ」
焼きそばが食べ終わる頃に仕込んでおいたお好み焼き。
そろそろひっくり返す頃である。
「そろそろかな・・・さて・・」
と、私が特大ヘラを両手に持ち、お好み焼きをひっくり返すべくシュワッとヘラを滑り込ませると・・・・
「おいおいおい!慎重にな!頑張れ!」
「はい?? なにおそんなマジで応援してんのよ(笑)」
「うわぁああ アカンアカンアカン。そんなしゃべりながらお前・・・だ・・・だいじょうぶ・・・あああああああ!!」
「はぁあ? なに??(笑)」
私が妙に焦りまくる旦那の顔を見ながら片手間にお好み焼きをシュワッとひっくり返すと・・・
「うっわぁああああ なに!お前、すんげーうまいじゃん!!」
「は?」
「はじゃないし!お、お前、今、簡単にひっくり返したジャン?て言うか、下手じゃないじゃん???」
「は・・・はぁあああ??」
「すんごい綺麗にひっくり返ってるじゃん?し、失敗してね―じゃん??なんで?」
「なんでって・・・なに?」
「なにじゃないよ。おまえ、お好み焼きひっくり返すの苦手なんじゃなかったの??」
「は・・・はぁあああああああ??」
「お・・・俺はてっきりお前はひっくり返すの苦手だと思い込んで・・・だから、お好み焼き屋は嫌だって言ってるんだとばっかり・・・・」
「・・・あの、私、苦手だなんて言った事ないですけど?」
「・・・・むぅうう・・・確かに。言った事ないわ」
「何を勘違いしてたのよ。だからさっきから訳の分かんない事言ってたわけ??」
「そそそそ!だって、変に邪魔して集中力欠いてもいけないと思って・・・」
「あほか!て言うか、私をどんな女だと思ってたわけぇ?」
「いやあの・・・お好み焼きひっくり返せない女だと思ってました」
「あほか!どんだけ一緒に居るんだよ!」
「いやぁああ ビックリしたわぁあ お前がこんなに上手にひっくり返せる女だとは・・・マジでおどろいたわぁ。」
ていうか・・・この人は私の何を見て来てたのだ(笑)
凝った料理はできないけれど、それなりに一応家庭料理全般作れる女が、お好み焼きひっくり返すのが苦手ってないだろ。
外食した感が味わえないから嫌だったわけで、ひっくり返せないから嫌だなんて、なんでその発想になるわけよ。
よくよく考えたら・・・そう言えば私達って、焼いてくれる方式のお店には何度も行ったけれど、自分で焼く方式のお店には入った事なかったような気がする。
たまにどちらでもいけますってお店の場合は迷わず「焼いて持って来てください!」と頼んでいた。
そんな私の姿を見てたから?
いやいやいや それにしてもだな・・・いくらなんでもおかしいだろ!
全く男なんてもんは、自分勝手な妄想をする生き物である。
帰り道。妙に上機嫌の旦那。
「おっし。我が家もあれ買うか」
「あれって何よ」
「ホットプレートだよ。お前がひっくり返すの苦手じゃないって分かったから、ホットプレートあったら家でもお好み焼き食べれるジャン?」
「・・・・・・・」
そ・・・そんな理由であーたは、過去に何度となく私が「買わない?」と提案したのを却下してたんか!
それを念のため突っ込むと・・・
「だってさぁー ホットプレートって、焼肉とかは勿論だけど、お好み焼きを焼くためでもあるじゃん?」
「知らんわそんな事!」
てか私・・・・やっぱお好み焼きは焼くの嫌いです(笑)
焼いてもらったもんを食いたいのじゃ!

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