春夏秋冬 花 mikio

季節のサボテン花、多肉植物の栽培と紹介、地域の花々、
巨樹、自然風景の紹介 造園士。

おせちに入る、クワイ。

2017-12-26 | 水生植物

見たことありますか、クワイの売り方を。12月の安行園芸祭りでは毎年この光景が見られましたが
今年はビニールに入れられての販売でした。 所が昨日正月の縁起物のクワイを花き部店頭にこの光景が復活。

クワイは普段見られません、正月が近づくと存在を増します。 おせち料理に見かけるクワイの意味は突き出した
芽が伸び上がり、すなわち芽が出る、芽出度いの意味合いが含まれます。

園芸祭りのときの売り出しはビニールに入ってました。


おせちは季節の節目の神様に供えるお供え物をする宴料理、おせちには何かしらの縁起のよい料理
をお供えする、クワイは芽を突き上げる出世や向上の芽出度い、(芽が出る)と言う古くからの言い伝えです。

これが毎年行われてるはかり売りの水槽。



クワイの生産地1番が広島、2番が埼玉県、越谷。これはクワイの生産業者の方からの依頼のブログを載せました。

安行地区には広大な敷地に針葉樹、とりわけ松の幼苗を生育してる業者さんがいます。
周りは雑木林に囲まれこの広大な敷地は緑一色、今の時期にどうですこの景色、見たことありますか。めでたい松竹梅の松。






この大きさになるまで年数は相当かかってます。今でも地方に大豪邸を作る人からの注文を受ける業者さん。
お飾りなどの注文もここから出ます。



安行地区の社寺の山門にはもう門松が。

安行地区もいろいろな取り組みを行ってます。 すみません。宣伝です。 お許しを。 安行事務所にて。





冬枯れのプラタナス並木。

2017-12-26 | 樹木

10日前に新宿御苑のプラタナス並木に足を運びました。
長くこの場所には沢山の思い出があり、来る度に懐かしさが蘇ります。
冬枯れのプラタナス並木。


春、芽吹きの4月。


夏炎天下のプラタナス、木蔭が気持ちよく吹く風は、熱風。8月。


落ち葉を落とし秋の深まりのプラタナス並木。11月中旬。


並木の本数約150本、10列に並ぶ姿は壮観。すでに明治の時代に植栽されたプラタナスは樹齢約100年。
剪定作業が毎年冬に行われ、樹形が見事に保たれてる。御苑に同時期に植栽されて、剪定を1回もされてない
プラタナスは今や巨木になってます。

樹皮の美しさもプラタナスの特徴です。

プラタナスの全ての木々の1本1本が樹皮の色や姿が違います。冬の季節が色濃く一番目立つのも特徴です。

並木の整然と並ぶ姿の美しさは正面真横からの位置が最適です。
すでにこの並木に立ち寄る人は冬にはほとんどいません。今や独り占め、どうぞ御苑にお越しください。


並木は整然と並んでますが、これらは熟練者による冬の剪定が行われてると、知る人は少ないです。
銀杏並木もそうですが、小さな枝を切り落とし、翌年の樹形を頭に入れて、三角形に切り落とす
細かい作業が、長い年月行われてる賜物なのです。