ゴメンネ

工場のチャイムに揺るるのうぜん花

のうぜんかずらの花は大きくて、

朱色とオレンジ色の中間的色をしている。

群れて咲くので遠くからでも目立つ花だ。

どんどん咲いて、ポタポタ落ちる。

友人は、その様子を「きちがいのように咲く」と形容した。

成るほど成るほど燃えるように咲いていて、云えている。

最初に見たときはバラか百合のように綺麗だと思ったけれど、

よくよく見るとそれほどではないんだな、

と言うより、毒があると聞いてからは、毒花のイメージが

強くなってしまった、ゴメンネ、本当にゴメン。