耳うばふ「野ばら」の曲や夏座敷
先日、大船フラワーセンターへ写真を撮りに行きましたと、I兄から
メールが届きました。その写真の中から白いバラと赤いバラを感謝と共に
アップさせて頂きます。流石にお花の一番綺麗なポーズをよく研究して
いると思いました。華道でも必ずその植物の綺麗な角度を考えて、適材適所に
丈を切り、バランス良く変化をつけて生けていきますものね。(微笑)
写真の芸術的なことはよく分りませんが、余白も大事なことなのでしょうか、
主役を少しずらして写すのも好きですね、以前は気付きませんでしたが、
自分なりに写真に目覚めたのでしょうか、近頃そんなことにも関心があります。(微笑)
3枚目の睡蓮はアイビースクエアーの中庭の池で、夫が撮りました。モネの
睡蓮を株分けして植えつけた物で、水の上に浮いているように咲いています。
揚句は句友のコメントから「野ばら」に因み句作してみました。
シューベルトやウェルナーの有名な「野ばら」の曲は教科書で習いましたが、
久々にその曲を耳にして、学生時代に感じたことを思い出しました。
シューベルトの方は軽やかな曲想で暗さが感じられませんが、ウェルナーの方は
何やら物憂い感じなのです。同じゲーテの野ばらの詩に対して、これはどういうこと?
と思っていたのでした。動的と静的の全く雰囲気の違うメロディには
作曲家としてこの詩への解釈が拘わっていたのでしょうか。
追記
今日、ウェルナーの野ばらの歌曲を改めて聴いたり、歌ったりして何度もじっくりと
味わいましたら、15、16歳の頃に感じていた物憂い感じは次第に消えて、静かな中に
清らかな味わいの美しい旋律だなぁと思いました。男女の恋愛の歌詞だったとは...
『 野中の薔薇 』
訳 近藤 朔風(こんどう さくふう)
1 童(わらべ)はみたり 野なかの薔薇(ばら)
清らに咲ける その色愛(め)でつ
飽かずながむ
紅(くれない)におう 野なかの薔薇
2 手折(たお)りて往(ゆ)かん 野なかの薔薇
手折らば手折れ 思出ぐさに
君を刺さん
紅におう 野なかの薔薇
3 童は折りぬ 野なかの薔薇
折られてあわれ 清らの色香(いろか)
永久(とわ)にあせぬ
紅におう 野なかの薔薇
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