麦の秋低空飛行の小鳥たち
一面の麦畑の穂先が綺麗に揃い、そのすれすれを小鳥達が
瞬時の業で上手に低空飛行してみせるので、見入ってしまう。
ミコちゃんの昨日を振り返ってみると、やはり可笑しかった。
一人吟行なんて、ほとんどしなかったけれど、これからは人に頼らず
病院の帰りに寄り道などしてみたい。あくせくするばかりが人生
ではないだろう。歩ける間に吟行したいものだ。
電車の中や駅での人間ウオッチングも良いものだし。
人目も気にせず堂々と大きな手鏡を見ながら、入念にメイクする
娘さん。裾の細いジーパンや広いジーパンを上手に履き、薄くソフトで
露出形トップスとコーディネイトしているヤングたち。若作りは
この顔このスタイルが邪魔して、絶対無理。(笑)
70代に見えるオバサマ達が4人で雑談されていて、その中の一人が
興味津々の自慢話をして、それが終ると今度は二人づつの会話となった。
「絵手紙の漢字が書けないんよ、バカになって」「私なんかバカを通り過ぎてるわ、
ハッハッハッ」と、会話は続くが聴いているミコちゃんは駅のホームを見ていない。
早く車窓をみなさい!!人の姿ばかりウオッチングしている場合じゃないでしょ!
ア~ァ、降り忘れで3時20分に帰宅できるところを、4時に帰宅するはめになった。
この失敗を夫や息子にまだ話していない。よほどミコちゃんこたえたようである。
この低空飛行はバカの駅を通り越しているから、夫や息子のビールのおつまみに
今夜話すことにしよう。

(笑)