河畔柳に春惜しむ 2007年04月30日 | Weblog 春惜しむ河畔柳の浅緑 季語が重なっているが 主の季語は「春惜しむ」で柳は季語とは 別の感じで配したつもり。 日に日に色濃くなっていく柳、でも あの目にも柔らかい、浅緑が好きなんだナ・・。
藤房のかほり 2007年04月29日 | Weblog 夕月に透けし藤房かほり満つ 豪華な藤といえば、あれからもう3年の月日が経つけれど、 薄紫の藤の花、白い藤、少しピンクがかった藤色の花が 和気の藤公園に咲いていた。 その歳の春、定年を迎えられた友人二人を 誘って、夫がカメラマン兼エスコート役で4人で出かけたのだが、 藤見物バスツアーだった。 1日中あちこち連れて行ってくれて、昼食も良くて とても楽しい県内旅行だった。 藤の花は今が盛りの美しさで、滝の様な豪華さで 色が上品なのと、香りが素晴らしい。 古来からの花三大名所に「吉野の桜」「野田の藤見物」「高雄の紅葉」 と言われている。いずれも関西にあるというのが不思議だな。
竹の旬・・は今ごろ 2007年04月27日 | Weblog 猪の食にまぬがる筍や 竹の旬と書いて筍。 毎年今の時期(3週間前ごろから)に 筍が方々から我家にやって来る。 夫婦ともに好物なので、もうそろそろかな、と 待っていると次々来るので、大変ありがたい。 米ぬかやとぎ汁で 茹でては、いろいろに調理しているのだが 結構忙しくて、それに食べ飽きてくるので ご来店のお客様にもお分けしている。 すると、「今あるん。。またお願いします~」と遠慮される人も おられるし、「わぁ、いいの~うれしい♪」と喜ばれる人も。 先日、あの方がもうすぐ来られるからと 手ぐすね引いて待っていると、何とまぁその人の方から 「筍を茹で汁ごと入れてあるので、食べて下さい!」と 先に出されたのだった。 今日別の友人を訪ねたら 筍も猪に食べられるので、少ないんだとか。 そういえば、先日持って来てくれた人も そう言われていた。どこの産地もそういうことが 多いのかも。猪のご馳走なんだな~。 友人は物知りで、 「筍の雄は硬くて、雌は柔らかいそうよ」と教えてくれた。 じゃぁ、これは「雌」だわ! ふふっ雌で好かった~ 雄と雌がある筍、それで、数年に一度 竹に花が咲くということを聞いたような・・
震度3・・は珍しいんです。 2007年04月26日 | Weblog 地震(なゐ)の朝ひと揺れに咲く花苺 午前9時3分、震度3の地震だった。 グラッとひと揺れで、余震は無くてほっとする。 当地では珍しい、めったにないことなので。 その後、庭に出てみると、花苺が一つ地面すれすれに 可愛い紅色の花を咲かせている! 今年も咲いてくれたんだね、 分けてくれた友人に報告をしなくっちゃ! 白い花とは又違った存在感があり、 毎年四月の末に咲き出して、 後に小さな実をつける。 お花を楽しむ種類(観賞用)で このお花は晩春の季語、実は初夏の季語。 “ いちごのなる頃 青い空 麦藁帽子を被ります~♪”
介護ブログを読んで 2007年04月25日 | Weblog 一輪車落ちても乗る児若葉風 小学2年生の近所の女児、一輪車に夢中らしく くるくると廻っている。 とてもセンスを感じる程上達が早い。 が、時々ひっくり返る。でも転び方も大変上手だ。 にこにこして、すぐにまた乗っていた。いいな! 今日「介護ライフ、在るがままに・・のブログ」を 拝見させて頂いた。えるなちゃんが入院中の お父様を毎日のように、介護されている。 ブログを拝見して、頭が下がる。 本当に大変そうで、お父様はさぞかし試練の日々に 黙々と頑張っていらっしゃることでしょう。 優しいご家族に支えられいて、それが大きな力となる ことと思う。 しかし、世間一般に病気や事故で困っている人が いかに多いことだろうか。 本人の一番辛い時に、家族がバラバラで 親身になって貰えない人もいる。 また、治療費も大変である。 私自身も難病の持ち主なのだが、この病名は「慢性」となると 福祉医療の援助が出ない。「悪性」となると 医療費の援助が出て、病院の費用が1割で済むらしいのだが、 慢性で気の休まらない、恐ろしい病気を 劇薬でやっと抑えている状態でも、「悪性」ではないらしいのだ。 ちょっと理解に苦しむ制度の狭間にいるようだ。
ルージュに指先 2007年04月25日 | Weblog 薫風やルージュに触るる薬指 今まさに風薫る若葉の季節♪ 何か胸弾む季節だったり、五月病のもやもやっぽい季節だったり。 お店のご来店がずっとなくて、暇すぎると 家事が出来ていい面もあるけれど、 やはり、活気を失ってグルーミーになり易い。 そんな時は素敵な音楽を流して、 音楽療法がイイ。 “ 牡丹苑ルージュ濃く曳き通りゃんせ ” あまりに綺麗で圧倒される花の王様、牡丹が人目を奪う。 人もあまりにチャーミングだと、皆から注目される。 この前見た韓国ドラマ、「ソドンヨ」のソドンとソンファも そんな人だった。 外見だけではなく、その人となりが綺麗だったのだ。 10歳~12歳頃に初めて出会ってすぐ、 ソドンは、ソンファへの贈り物を自分で作って 持って行った。 それはおませなことに口紅だったのである。 ソンファに目を瞑らせ、ソドンは勇敢にも 指で口紅をぬってあげると、幼いソンファは びっくりして、目を見開いた。
蓮華田に雀 2007年04月24日 | Weblog 蓮華田や雀ばかりの輪のありぬ 家の近くにれんげ田がある。 その道の向こうに歯科があって、月一でメンテナンス というか、歯のお掃除に通っている。 メンテの支払いに1回大体、¥1500ほどかかるのだけれど これは3割のお値段なので、¥5000が実際の 費用なのである。約40分くらい診察室のイスに 寝ている。腕はともかく、愛想が良く、明るい雰囲気 なのと、近いので開院して以来、夫婦で通っている。 蓮華田に見とれていると、雀のグループがわっと 浮かび上がった。賑やかな雀のお喋りが聞こえる。 すぐにまた蓮華の中に姿をかくす。 草の中からも、楽しそうな囀りがして また、わっと輪になって浮かび上がる。 ひょっとして、雀社会にはいじめ問題など 無いのではと羨ましく思った。
花は葉に 2007年04月22日 | Weblog 黒幹の枝張り長し花は葉に もうすっかり、花は葉に。 八重桜が所々に咲いているけれど、それも見納め。 樹齢何十年とかになってくると、桜は大樹の貫禄を そのごつごつした黒っぽい幹に、これぞとばかり 見せてくれる。 花は女性的だが、樹木自体の風貌は男性的だ。 もう、鯉幟の季節へと移り変わっている。 本当に自然の経過は夢のようだと思う。 過ぎに過ぎゆくものとして、有名な昔の言葉に 「春夏秋冬」「帆架けたる舟」「人の齢」 があるけれど、まったくその通りだなぁ。
白牡丹 2007年04月22日 | Weblog 雨と云ふ静けさもあり白牡丹 久し振りに温かい雨降りの今日、 実家の母を訪ねると、塀の外から薄紅色の花水木が見え、 門の中に入ると、白牡丹の花弁が無残にも 地面や石の上に落花して、眠っているのだった。 母に言うと、「そうよ、今日の雨で散ったんよ」 惜しかったな、タッチの差であの見事な大輪が 崩れたんだ。 そういえば、去年はこの牡丹に傘を差しかけて あったっけ。
山躑躅 2007年04月22日 | Weblog 山躑躅丘を貫く高速道 当地には、見渡してみても丘の如く 低い山ばかりで、丘陵地には住宅団地や墓地なども多い。 ちょうどお花見のころ、または少し送れて 躑躅が鮮やかな赤紫の花をあちこちの 山で咲かせている。 この美しい花を見ると・・昔 夫が田舎に帰った時は、私へのお土産に 一枝持って帰ってくれたことを思い出す。