昨日の春場所千秋楽、皆様もご覧になられたでしょう。
新横綱の稀勢の里が13勝2敗で優勝しましたね。
夕方の忙しい時間ですが、私もテレビの前に
釘付けで、震える思いで優勝決定戦を観ました。
稀勢の里の応援をしながら。。
白星ばかり全勝で来て、アクシデントは13日目。
横綱日馬富士との取組で左上腕部筋肉損傷?
でしたか大怪我をして、休場に追い込まれるかも
知れないと私も可哀想で堪りませんでした。
何と気丈夫に翌日には土俵に現れたのです。
あんなにも痛がっていたのに・・テーピングの
応急処置姿で。。衝撃の翌日目くらいが特に痛みで
ダウンし闘う気持ちが普通は失せる時でしょう。
どうか無理をしないで、
という気持ちで応援していました。
相手は横綱鶴竜、左肩が殆ど使えない状態で
力が入らずこれで、2敗となりました。
この直後にマイクを向けられた稀勢の里は
「明日は良い相撲を取ります。」と静かに応えていて、
エエ~ッ、そんなに頑張らなくても皆解っているから、
肩を悪化させないで欲しい。。出場する
だけでも凄いことなのですから。
いよいよ千秋楽、昨日の26日の夕刻。
全治数か月の怪我を負っての相撲。
幸運の女神が語らせた「明日は良い相撲を取ります。」かも^^。
誰もが1敗の照ノ富士が優勝すると思って
いたことでしょう。照ノ富士に1敗を付けたのは
稀勢の里の弟分の高安、ということも特筆したいですね。
こういうのが援護射撃ということでしょう、
同じ田子ノ浦部屋でいつも二人で稽古をして
高め合ってきた兄弟の如き二人だそうです。
高安はめきめきと頭角を現し、12勝3敗を決めています^^。
好調の大関 照ノ富士のあの巨漢と、大怪我の
稀勢の里が闘わなくてはなりません。
でも奇蹟的に一番目は右突き落しで勝ち、
2敗同士と並び、優勝決定戦が20分後にあります。
私は夕食支度は出来上がっていましたが、
広報誌が届いていて、近場の5軒だけでもと
4月号広報誌と保健所便りを配りに出て、
帰宅しましたらもう薄暗くなって、急いでテレビの前に。
もう一度奇蹟が起きるか!
照ノ富士が続けて負けるとは思えません。
息を呑むような見守りは、大阪の館内と変わりません。
土俵際で最後まで頑張り抜いたお蔭で、
右小手投げで稀勢の里が見事勝ちました!
テレビの向こうで、
かつて聞いたこともないような大声援から、
勝利の大拍手!大歓声!大感動!に。
涙、涙の逆転優勝で私も貰い泣きをしました。
本当に立派です、相撲の厳しさと素晴らしさを教えられました。
去年までは特に相撲ファンでもなく、普通に観ていた相撲。
今年 初場所で
稀勢の里が日本中の期待を背負って、やっと横綱になり、
私も応援したいと思いました^^。
稀勢の里さん おめでとう‼
菊根分け賜る命咲くいのち 菊根分け(春の季語)
「立場は人を作る」といいますが、味わいある言葉ですね。
「横綱」という最高位に着いた人は、その立派な地位に
相応しい心がけを自らに付けて、言動されるのですね。
その大きな責任を果たそうと不屈の精神を磨かれる。
ご本人は、「この怪我のお蔭でこれから強くなるかも。」
と、そう仰っていました。
今日もご覧頂きありがとうございました。