ミコちゃんの徒然日記

日々の雑感など

終戦から72年

2017年08月09日 | 気の向くままに
 
感謝しつつ (25)
簡単更新です よろしくお願いいたします。 8月6日広島市に原爆投下されて、71年となりました。71年前の午前8時15分、真夏の青空が熱線で光り暗黒の空に変わり地......
 

台風5号の去った後、猛暑がまたやって来ていますね。

炎暑と言いますか、各地でフェーン現象も出ているそうです。

夜も暑さに要注意で、クーラーを使いながら

室内を涼しくしたり、水分を補給したりして、

熱中症にはどうぞお気をつけ下さいね。

 

8月6日は広島の原爆の日

8月9日は長崎の原爆の日

今年は72年後となりましたが、

被爆された広島、長崎の悲痛な想いは

未だ癒えることがありませんし、

これから先もその悲惨さをずっと

伝えていかなければなりませんね。

世界中の人が、日本に立ち寄られた時には

綺麗な風景を観光するだけではなく、

広島や長崎を訪れて、原爆という

巨大破壊殺戮兵器の惨さを原爆資料館などで

見学して頂きたいと思います。

72年前に自分がその場に生きていたとしたら

どんなことになっていたかが

きっと解って頂けることでしょう。

焼土と化した町。

周りで、今まで元気な人が溶けながら死んでいき、

体中大火傷して、惨たらしい姿になった自分を

想像すると、悲しく恐ろしくなります。

私達はこの時期、戦争と平和について

しっかり考え、愚かで罪深い戦争を絶対に

してはいけないし、平和への外交を常に

推し進める国であって欲しいです。

 

 

オキザリスはずっと咲いています。

 

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前頁からのお話の続きです。

〈実情を知り自ら身を引く決心〉

同じアパートの住人で、隣室に住む慶応大学の学生である

島谷純一郎が、自分に好意を持っていることを知り、

人生で最初の相思相愛のカップルになれたと

幸福感で一杯のみね子でしたよね。

でも、憧れの島谷さんには家庭の事情が勃発し、

実家に帰省してその困難さに悩みます。

実家を採るか、みね子を採るかの板挟みとなり、

どちらかを手放さなければならないのでした。

それは・・・

製薬会社の社長である島谷の父は、近年の新薬開発に

失敗し重荷となり、会社が傾いてしまったため

別の製薬会社と合併して、この難局を乗り越えなければ

社員やその家族が路頭に迷う。相手会社の御令嬢と

純一郎が結婚して欲しい、相手はそれを望まれている。

昔、一緒に訪問した時に会ったが、良いお嬢さんだった

だったろう、助けてくれないかとのこと。そう父親から

頼まれて島谷は悩みに悩み、みね子に打ち明けるのでした。

みね子を失いたくない気持ちが勝り、エンゲージリングを

購入して、夜近所のバーで待ち合わせをしました。

「僕の好きな人はみね子ちゃんです。家族と縁を切る

ことになると思う、大学も退学して働く、

もう何も持っていなくて、貧しいけれど

みね子ちゃんと一緒になって、自分らしく生きられるなら

お金なんてなくてもいいんだ。」と、

そのような話を切り出したのです。実家の事情は、

別の人からそれとなく聞いていて、みね子もショックは

受けていましたから、覚悟もしていたのでしょうね。

 

「島谷さん、自分が持っているものを自分で

捨てるんですか?貧しくてもかまわないなんて、

まだ子供なんですね。貧乏は良い事なんて一つも

ありません。悲しかったり苦しかったり、そうやって

生きていくしかないから頑張ってるだけです。

・・・私、親不孝な人、嫌いです。」

 

この後、会話は途切れ、無言状態のままでした。

それから決心して、島谷は自分が先にお店を出るねと。

ドアの前で振り向き、「ありがとう。

素敵な人を好きになれて良かった。。」と

深々とお辞儀をして外に出ると、

そっとポケットからエンゲージリングを取り出し

見つめ、何処かに向かいました。

独りで深酒をしたらしいことが後で分かります。

 

みね子もその後を追いかけることなど、ありませんので

バーの椅子で涙にくれていました。勿論指輪を自分に渡そうと

持って来ていたなんて知りません。午前0時が来て

親友の時子が心配して迎えに来てくれました。

時子は自分が二人の恋心を表に出させて、くっつけたという

責任を感じていて、ずっと上手くいって欲しかったのです。

この別れはあまりにも急で、何の落ち度もない

カップルを引き離しました。その数か月後、春になって

島谷青年は大学を卒業し故郷へと去って行きました。

 

バーで島谷青年とお別れし、 

 みね子は恋が終わったことを、応援してくれていた

人達に話ましたが、皆、みね子に温かく

 優しくしてくれるのでした。

漫画家志望さん達には、時子から伝えて貰いました。彼らは

密に漫画のストーリィに用いていて、ずっと期待していたのです。

甘納豆、スイーツやサンドイッチ等

方々から差し入れがみね子に届きました。

一番辛く切ない時に、知らぬふりをされるのも一つの愛情表現

でしょうが、こうして理由は言わず美味しいものを食べさせて

くれるのは、本当に大きな励ましになりますね。原作者の

岡田さんのお考えに敬服します^^。 

 すずふり亭では、先輩の高子が結婚することになり、

みね子は「おめでとうございます!私は別れたけれど。。

だから嬉しいです!」と明るく高子を祝福するのでした。

 今日もご覧頂きありがとうございました。

 

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